リーダーシップ研修2026

2026年7月31日、本社のある愛知県名古屋市の「ウインクあいち」にて、管理職を対象としたリーダーシップ研修を実施しました。
今回のテーマは「哲学・倫理学」。一見すると、ビジネスの現場から遠い分野に思えるかもしれませんが、AI やデータ活用が急速に進み、正解の見えない判断を迫られる場面が増えている今だからこそ、自ら考え、多様な価値観に向き合ながら判断する力が、リーダーに求められています。
講師は、哲学者の朱喜哲先生
講師には、大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSI センター) 招聘准教授の朱喜哲(ちゅ ひちょる)先生をお迎えしました。企業におけるデータ倫理・ELSI(倫理的・法的・社会的課題)に関する研究・実践に携わるほか、「データビジネスの倫理」をテーマに多数の取材・寄稿などメディアでもご活躍されている哲学者です。
研修は3部構成で行われました。
第1部(講義・80分)
哲学的な視点から、組織における「正しさ」や「公正」とは何か、そしてリーダーが向き合うべき価値判断について学びました。


第2部(パネルディスカッション・40分)
管理職メンバーが日頃のマネジメントで感じている悩みや疑問を講師にぶつけ、講師との実践的な対話を通じて考えを深めました。


第3部(チーム討議・80分)
受講者が4〜5 人のチームに分かれ、「バラバラな世界で共に生きるためのリーダーの心得」「『連帯』を生むためのリーダーの言葉づかい」という2 つのテーマについてディスカッションし、各チームの考えを発表しました。


参加した管理職からは
パネルディスカッションでは、「部下の事情を理解することと、組織として求める水準をどう両立するか」「『寄り添う』という言葉が、判断の先送りにつながってしまわないか」といった、現場でリアルに向き合っている悩みについて率直な意見が飛び交いました。
答えのない問いに、その場ですぐに「正解」が出るわけではありません。しかし、自分たちの言葉づかいや判断の背景にある考え方を見直すきっかけとして、多くの気づきが得られる時間となりました。


学びを組織に
研修後には懇親会も開催され、講義の余韻を共有しながら参加者同士の交流を深めました。
弊社では、こうした学びの機会を通じて、管理職一人ひとりが自分の言葉で考え、判断できるリーダーシップの土台づくりを継続的に支援しています。日々の業務に直結する知識やスキル習得の研修だけでなく、こうした「考える力」を育む機会も、私たちが大切にしている人財育成のひとつです。