人手不足と価値観の多様化は経営に何を突きつけたのか!

ベアの話が一段落したと思ったら人手不足、非正規社員の正社員化や待遇見直しの話が毎日のように新聞の紙面を飾るようになりました。

● ユニクロ/パート・アルバイト16000人を正社員化
● イケア・ジャパン/パートタイマーの待遇を正社員並みに改定
● スターバックスコーヒージャパン/契約社員800人を正社員に登用
● すき家/7地域に分社化、
      採用・賃金体系・店舗統廃合の権限を地域会社に大幅委譲
● ディーゼルジャパン/契約販売員の3分の1を正社員化
● 三菱東京UFJ銀行/契約社員の半数を組合員に

有効求人倍率は昨秋、6年ぶりに1倍台を回復し、その後も上昇傾向にあります。2月の有効求人倍率は全体では1.05倍でした。ところが接客の仕事は2.64倍、ドライバーは1.96倍、建設業3.04倍と一部の業種ではすでに相当にシビアな状況にあります。

人材の確保ができず店舗を閉鎖したり、受注を断念せざるを得ない時代が現出しつつあります。
4月12日に行われたファーストリテイリング柳井会長の記者会見は私の印象に強く残りました。

かつて「チェンジ・オア・ダイ」と公言されていた柳井会長はその会見で、
「日常生活で成長する人生を認める」
「部下の人生を預かる」
「人によっては最高な場所がある」
などと発言されました。

柳井会長のような高みに至る者では到底ありませんが、仕事や働き方への価値観を周囲にもストイックに求めてきた私は、ここに至るまでの会長の深い葛藤に思いを巡らせ、そして今まさに自身の視野狭窄を顧みているところでもあります。

持続性を備えた雇用/働き方を模索するというテーマは、何も建設業や大手小売チェーンに限った話ではありません。

実際、私が日々接する多くの業種、中小企業のお客様でも人手不足や人材流出への強い危機感を聞くことが多くなりました。 同時に、経営者と社員との収益に対する意識のギャップについてもよくお聞きするところです。

労働に対する多様な価値観を受け入れて働き方の選択肢をどう提供していくか、同時に価値創造や生産性向上をどう図るか、多様な価値観を持つ社員に収益意識をどう醸成していくか。

収入と幸福が単純にリンクしないこれからの時代、これらのテーマは経営者自身が能動的・積極的に知恵を絞り続けていくべき普遍的なテーマとなっていくのでしょう。

アタックスグループでは人材育成、人事制度改革、中期経営計画策定などのサポートを通じて、中堅中小企業のお客様の課題解決のお手伝いさせて頂きたいと考えています。お気軽にご相談ください。

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筆者紹介

株式会社アタックス・ビジネス・コンサルティング 取締役 廣瀬 明
1968年生まれ。企業再生、財務・事業デューデリジェンス業務、M&A、株式公開のサポート等に従事。中堅中小企業への豊富な支援業務を通じて培った知識と経験を活かし、現在大阪事務所のプロジェクトマネージャーとして活躍中。
廣瀬明の詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。

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