「プロセス至上主義」に陥ると、どんな結果も出ない

「結果も大事だが、プロセスはもっと大事だ」

経営コンサルタントという仕事をやっていると、こう言う人に出くわします。
というか、私もよく口にします。

「うまくいきませんでした」
「今度はちゃんとやります」
と言われるたびに、

「結果はともかく、プロセスはどうなってましたか?プロセスが正しかったか振り返ってみましょう」と語りかけます。

多くの場合、何か事が済んでから、結果がどうのこうのと言う人はプロセスを疎かにしています。

意思決定プロセス、行動プロセス、仮説検証プロセス……。

プロセスに分解して振り返ることで、同じ過ちを繰り返さないようになる可能性が高まりますし、たまたまうまくいったことの再現性を担保してくれます。

このように、猪突猛進型で結果主義の人には、「プロセスがもっと大事だ」と言い聞かせることはとても効果があるのです。

いっぽう高度情報化時代となり、プロセス至上主義の人が増えているのも事実。
プロセスばかりに意識が向き、結果にフォーカスしていない人のことです。

極端に書くと、「結果が出ないのはプロセスの問題であって、私の問題ではありません」と、大胆不敵に公言する人がいます。

プロセスにしか焦点を合わせていないので、結果が出ないと高度な言い訳を繰り出してきます。

「だってしょうがないじゃないですか、あのプロセス通りにやった結果、こうなったわけで」という感じです。

現場に入り、目標を絶対達成させるコンサルタントの私からすると、安定的に結果を出せるようになってからでないと正しいプロセスはできあがらないことを、頭に叩き込んでおいてもらいたいと思います。

資格試験が一番いい例です。
何度も同じ試験を受け、何度やっても受かるようになってから、自分なりの正しい試験勉強プロセスが理解できるのです。

他人は他人。自分は自分。
他人のプロセスは参考にできますが、その通りにやれば必ず期待した結果が手に入るかというと、そうではありません。

プロセスは大事です。
しかし自分自身で試行錯誤を繰り返さない限り結果は出ないため、結果が出るまでがむしゃらに実践し、仮に設定したプロセスを常にメンテナンスする姿勢が必要ですよね。

こうすることで、正しいマネジメントサイクルがまわります。

結果の出ないプロセスなど、単なる「机上の空論」です。

筆者紹介

株式会社アタックス・セールス・アソシエイツ 代表取締役社長 横山 信弘
企業の現場に入り、目標を絶対達成させるコンサルタント。支援先は、NTTドコモ、ソフトバンク、サントリー等の大企業から中小企業にいたるまで。3大メガバンク、野村證券等でも研修実績がある。企業研修は、基本的に価格がつけられず「時価」。にもかかわらず、研修依頼はあとを絶たない。現場でのコンサルティング支援を続けながらも、年間100回以上の講演実績は6年以上を継続。
ベストセラー「絶対達成シリーズ」の著者であり、メルマガ「草創花伝」は3.7万人の経営者、管理者が購読する。コラムニストとしても人気で、日経ビジネスオンライン、Yahoo!ニュースのコラムは年間2000万以上のPVを記録する。
著書『絶対達成マインドのつくり方』『「空気」で人を動かす』など著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。
アタックス・セールス・アソシエイツ オフィシャルサイト
横山信弘の詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。

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