部下が愛を感じるコミュニケーションとは?~“組織活力”という差別化戦略

人材育成

最近、多くの社長とお会いする度に話題に出るのが、人財採用や組織活性化の話です。

これだけインターネットやIT技術の普及で情報の差別化が難しくなってくると、モノという視点だけではライバル企業との差別化は難しいものになります。

差別化しやすい経営資源となると、やはり「人」です。
この「人」の活用方法が、今後の企業の命運を握ると思います。

だからこそ、お会いする社長の皆様は、口をそろえたように、人財活用を話題にされるのだと思います。

そんな時、弊社の社員から興味深いニュースレターを渡されました。
それは、エグゼクティブ・コーチング・ファームである株式会社コーチ・エイが発行している記事Vol 13でした。

題名は、
「組織を活性化させる上司は、“部下のために”に時間をとる」でした。

コーチ・エイのレポートによりますと、組織を活性化させる上司のポイントは、

1)コミュニケーションスキルが高くて、かつ部下とのコミュニケーション量が多いこと
2)コミュニケーションの量とは、部下が自分のために時間をとってくれると感じてくれること

のようです。

確かに、上司と部下の関係において、いろいろなコミュニケーション手段を活用しながら意思疎通ができれば、その組織のベクトルは合い、組織全体で活性化していくと思います。

意外というか、少し考えさせられたのは、
部下が自分のために時間を割いてくれると感じることも
重要だという点です。

一方的にこちらからコミュニケーションをとるのではなく、部下がどのように感じとっているのかも考慮しなければならないという点です。

つまり、上司が部下と過ごす時間は、部下のためなのかまたは上司自身のためなのかを部下は敏感に感じ取っているようです。

さらに、そのレポートの中で、「部下が“自分のために時間をとってくれている”と感じる上司の行動」にも触れています。

その上位3つは、
第一位:部下と定期的に話している。
第二位:部下に期待する役割を伝えている。
第三位:部下の成功や成長を支援している。
だそうです。

上司が、常に「君を信頼し、君を応援している。」というメッセージを出し続けていくことが、組織を活性化し、ライバルとの競争に勝てる付加価値を生みだす原動力になるのです。

アタックスグループは、中堅中小企業の組織活性化のための人財教育プログラム等を多数有しております。
管理者育成等に関するご相談はいつでお気軽にご連絡ください。

筆者紹介

アタックスグループ 代表パートナー 公認会計士・税理士 林 公一
1987年 横浜市立大学卒。KPMG NewYork、KPMG Corporate Finance株式会社を経て、アタックスに参画。KPMG勤務時代には、年間20社程度の日系米国子会社の監査を担当、また、数多くの事業評価、株式公開業務、M&A業務に携わる。現在は、過去の経験を活かしながら、中堅中小企業のよき相談相手として、事業承継や後継者・幹部社員育成のサポートに注力。
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