月次決算推進
経営者の皆様は、どのようにして会社の業績を管理されているでしょうか?
業績を管理するとは、早く正確な業績管理資料(月次決算)を作成し、その資料を経営に役立てることであると考えます。いくら正確な資料を作っていても、2か月以上も経過してから出てきていては役にたちません。また、いくら早く作っても、正確でなければ正しい経営判断は不可能です。皆さんの会社ではいかがでしょうか?
月次決算の目的は2つあります。
- 採算管理を通じて業績を改善する
- 経営幹部の育成
1.については、以下の点から効果が発揮されます。
- 月次決算を早く正確に作成することで、会社の業績を早期に把握できます。
- 更に、事業別や部門別に会社をセグメントに分けて作成すれば、会社がどこで儲かって、どこに問題があるのかがわかるようになります。
- そうすることで「経営に活用する(役立てる)」ことができ、業績の改善に向けた手が打てます。
また、2.については
- 月次決算を基に幹部との議論を続けることで、数字が共通言語になり、レベルアップに繋がります。
“会社の数字”は経理部任せ、税理士任せにしてはいけません。
中小企業の社長には、「数字のことは会計事務所に任せてある」と言われる方がありますが、自分の会社の業績を、自分が把握しないで「経営」といえるのでしょうか?
私たちの経験では、会社の数字を人任せにしている会社の業績は大体良くありません。原因は、会社の数字に興味がない、または興味があるのは「売上」だけになってしまうからです。
数字を人任せにせず、上記の4項目を会社の仕組みにして実直に運用すれば、必ず業績は上がっていきます。社長や経営幹部が「利益」を重視する気持ちに切り替わるからです。
私たちは、必ず業績を改善するため、「経営に役立つ月次決算」の仕組みを構築し、成果を出すためのご支援として、月々のミーティングを通じて伴走いたします。
月次決算推進支援サービス概要
昨今のように不安定な経済状況では、まず会社がどのような状態なのかを正確に把握する必要があります。そこから、会社の問題点を改善するための計画を立て、きちんと実践していく経営が求められます。
そのためには、毎月月次決算で結果と目標の差異分析をおこない、問題点の対策を打ちながらタイムリーな経営をすることが非常に重要です。
- 毎月いくらの利益が出ているのか、早期に把握できていない
- 銀行から業績の改善を求められているが、何をどうしたらよいのか分からない
- そもそも、月次決算ができていない
- 社長も幹部も売上しか見ていないので、「売上を取ってこい」としか指示できない
- 問題のある部門(商品)に対し、すぐに対策を講じたい
- 月次決算の役立て方がわからない
早く、正確な月次決算をおこなうには、経理部門だけの努力ではできないケースが多く、製造や営業など現業部門の協力が不可欠です。
経理部門の仕組み構築はもちろんのこと、現業の方々の負担を増やさない方法で情報が集まる仕組みを作り上げ、正確な月次決算を早期に完成させ、迅速な経営判断ができるようお手伝いいたします。
月次決算推進支援サービス内容
アタックスの月次決算の推進支援では、貴社のレベルや目的に合わせたサービスをご提供いたします。
レベル1:会社の状態を確認する、財務会計ベースの月次決算
●会社全体で、財務会計ベースの正しい試算表を1ヶ月以内に作成できる。
●月割経費(賞与、減価償却費等)の計上ができる。
レベル2:会社の実態を把握する、管理会計ベースの月次決算
●部門別等、経営上見るべきセグメント別に管理会計ベースの月次決算資料(業績管理資料)が作成できる。
●社長が会社の経営状態を正確に把握できる。
レベル3:予算管理を導入した月次決算
●年度予算を策定し、毎月、予算と実績の対比・差異理由の分析を行なえる。
●部門長が部門予算の立案・達成について責任を持てる。
レベル4:中期の経営目標を達成するための月次決算
●中長期の経営目標を設定し、達成に向けてPDCAを回し続ける仕組みができる。
●月次会議等でPDCAの議論を通じて経営幹部のレベルアップを図る。