Case02 女性活躍推進の意識調査・教育訓練 | アタックス・ヒューマン・コンサルティング

Case02 女性活躍推進の意識調査・教育訓練

女性活躍推進に向けた、女性社員意識調査と女性社員、上司の教育訓練提案

顧客プロフィール

社員500名ほどの医薬品製造業。
女性活躍推進を模索するため、まずは現状の分析が必要になっていました。

BEFORE

女性活躍推進の一環として、社内で女性活躍推進プロジェクトが立ち上がり、女性活躍推進の打ち手を検討するための現状分析が必要となり外部専門家を探していました。

アタックスグループのホームページを見た担当者様から、女性活躍推進の分析および支援の相談が入りました。

AFTER

アタックスからは、女性活躍推進は、当事者である女性社員の声を聞くことはもちろんのこと、上司の意識改革や、指導力強化が必要であることを提案しました。

そのため、女性社員を部下にもつ上司のためのダイバーシティー教育と、女性社員を対象としたキャリアフォーラムをご提案しました。

その後、この会社で進めた具体的なステップは以下の通りでした。

STEP1 女性社員の意識調査アンケート、ヒアリング実施

実態調査(WEBアンケート)の概要

1.実態調査の項目(質問カテゴリー) 

カテゴリー内容
1.事業内容・方針事業の将来性・成長性、経営トップの目指す姿と自身の価値観との合致に関する問
2.会社・仕事の魅力この会社で働く理由や、仕事に対する誇り、昇格・昇進に対する意欲に関する問い
3.制度・待遇・就業状況評価基準の公開性、フィードバックの有無、業務負荷に対する配慮の有無に関する問い
4.人間関係・コミュニケーションロールモデルの存在の有無や、上司・同僚・部下との人間関係に関する問い
5.社員教育の充実度成長実感の度合いや、上司の指導に対する満足度、教育制度の充実度に関する問い
6.性差の実態男女の昇進差、ハラスメントの有無、家庭と仕事の両立に対する側面支援の満足度に関する問い
7.その他(自由記述)成功体験や会社への要望、困っている事等の自由記述
※項目はカスタマイズ可能

2.調査のメリット

  • 結果から会社の認識との乖離を確認でき、現在の各種施策の問題点が浮き彫りになる
  • 社員の意識の“視える化”により、その傾向を分析することによって優先課題が明確になる
  • 毎年あるいは隔年調査で“定点観測”することによって、施策の効果測定が可能となる
  • 部門別や年代別の傾向を細分化でき、的を射た対処方法を見つけることができる

STEP2  女性社員を部下にもつ上司のための教育研修プログラム 

1日の研修プログラム例(6時間)

午前

〇挨拶(動機付け)

1.女性活躍の現状と課題

・当社の現状確認と会社方針の理解

・企業の女性活躍に対する課題と展望

・女性の活躍は「質の向上×量的拡大」

2.女性のタイプ別診断と女性の特性

・タイプ別診断とタイプ別トレーニング

・タイプ別の特長と重点教育

・詐欺師症候群とは何か?

3.サーバントリーダーシップとは?

・リーダーシップ類型

・影響力の源泉

・対照的な2つのリーダー

4.NG言葉とGOOD言葉

・コミュニケーションの機能と条件

・「動じない心・感動する心」を養う!

・部下の力量を見抜く洞察力

・部下に伴走し続ける粘り腰

・「×曖昧×後回し×自分のことは棚上げ」は最悪

午後

・最終的な判断を人任せにしない!

・褒め方・叱り方

5.時代の変化とキャリア教育の必要性

・キャリアオーナーシップとは何か?

・人生100年時代におけるキャリア教育

・仕事人生三毛作とび直し(リカレント)

6.キャリア開発の理論と考え方

・キャリアの定義

・エリクソンの発達心理学

・「計画的偶発性理論」とは

・「MUST-CAN-WILL」の輪

・キャリアの危機と上司対処法

7.キャリア面談の進め方

・キャリア面談を有効にする人事制度点検

・キャリア面談の事前準備

・上司に求められる知識・スキル

・傾聴力と質問力

・トークスクリプト演習(上司役・部下役)

STEP3 女性社員を対象としたキャリアフォーラム開催

第一部

テーマ
〇開会の挨拶(トップメッセージ)
〇当社が目指す女性活躍推進のゴール
〇女性社員の活躍を後押しする各種施策の解説
内容
トップから力強いメッセージを発信いただき、会社が目指す女性活躍推進目標と、施策について解説する。

第二部

テーマ
1.日本の女性活躍推進の現状
2.人生100年時代のキャリアの考え方
・経産省6つの提言
・経験学習モデル
・詐欺師症候群の克服
3.キャリアを考える際の2つの意味
・経験のデザイン(職歴・経歴)
・仕事に対するセルフイメージ
4.仕事に対する価値観を考える
・仕事で得たいもの大切にしたい価値観を考える
・セルフSWOT分析(強み・弱み・脅威・機会)
5.ライフラインを描く
・過去の自分を振り返り未来を描く
6.上司のタイプ別付き合い方のコツ
・マイクロマネジメント上司
・放任上司
・コーチ上司
・圧迫面談上司
内容
・経産省が提唱するキャリアオーナシップの考え方を学ぶ。
・女性特有の詐欺師症候群を理解し、 自己評価を正しく行うこと、キャリアに対して主体的に考えことの大切さを学ぶ。  
・自らの価値観やこれまでの経験を振り返り、また他者の意見を取り入れながら、自らのキャリアを考える。
・ライフラインを通じて過去を振り返り、未来に向けて自己の強み、弱み、機会、脅威を整理する。 
・上司と上手につきあうための、タイプ別の対応方法を理解する。
・変えられないものに固執しないで、自らの行動を通じて、状況を変えていく気概を持つ。 

第三部

テーマ
〇ロールモデルのパネルディスカッション
〇先輩社員からの励ましのメッセージ・質疑応答
内容
活躍する女性社員とのパネルディスカッション

女性活躍推進支援実績

業種
医薬製造業
社員数
629名(外資系)
実施事項
・社員アンケート(女性のみ)、社員ヒアリング(女性のみ)
・女性社員を部下に持つ上司教育研修講師派遣
業種
食品製造業
社員数
297名
実施事項
・総合職女性社員キャリア研修講師派遣
・女性社員を部下に持つ上司教育講師派遣
・女性管理職候補者 1on1コーチング支援
業種
損保・保険業
社員数
710名(金融機関の関連会社)
実施事項
・内勤女性リーダー職の360度評価に基づく教育・行動指針策定
・総合職女性社員に対する、キャリア教育講師派遣
業種
金融機関
社員数
1,856名
実施事項
・女性活躍推進PJメンバーへの勉強会実施
・複線型コース変更のアドバイス
・女性社員を部下にもつ支店長教育講師派遣
業種
自動車関連業
社員数
971名(自動車会社の子会社)
実施事項
・キャリアフォーラムの運営司会・パネルディスカッション実施
・女性社外取締役の紹介

女性活躍推進を本気で進めたい企業、教育訓練以外に女性管理職を確実に輩出するために外部の専門家の支援を希望される人事の責任者の方は、一度、ご相談ください。

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