埋もれたデータを経営に活かす!~流行のビッグデータばかりではありません

最近、「ビッグデータという言葉をよく聞くが、これはどのようなものですか?」という質問を受けることが多くなっています。

イメージ「ビッグデータ」とは、「従来のデータベース管理システムなどでは記録や保管、解析が難しいような巨大なデータ群」であり、総務省では「事業に役立つ知見を導出するためのデータ」と定義しています。

ビッグデータの活用事例としては、楽天が数千万人の会員の属性、数千万点の商品購入履歴、会員ランキング、ポイント活用等のデータを日次等で分析し、顧客特性等に応じた広告等を配信することにより、購買率が数倍に上昇する等の効果をあげています。

ビッグデータの活用は、大企業を中心として効果をあげており、中堅中小企業における今後の業績向上にも有効な施策であると考えますが、一方で、こうした新しいデータの活用の前に、すでに蓄積されているデータを有効活用できている企業は少ないと考えます。

現有するデータを有効活用するには、以下の3点が必要です。
(1) 見るべきデータが見るべきヒトにタイミングよく提供できている。
(2) 最も重要なデータが明確であり、
  データの相互関連性(最も重要なデータに影響するサブデータ)が
  明確になっている。
(3) 既存のデータは過去の結果であり、主に異常点を見つけることにより、
  将来の改善につなげることができる。

データは主に数字で表すことができ、JALの再生に多大な貢献をもたらした稲盛氏は、経営というのは、いわゆる(経営の)数字をもとに行っていくことが必要であり、毎日経営数値を見ていると、「ここを見て欲しい」と数字が勝手に呼びかけてくると語っています。

自社の現有するデータを整理し、そのデータを有効活用することによって可能となる経営改善の余地は十分にあると考えます。

筆者紹介

株式会社アタックス・ビジネス・コンサルティング 取締役 錦見 直樹
1987年 富山大学卒。月次決算制度を中心とした業績管理制度の構築や経理に関する業務改善指導を中心としたコンサルティング業務に従事。グループ7社を有す中小企業の経理・経営企画部門出向中に培った豊富な経理実務経験を武器に、経営者、経理責任者の参謀役として活躍中。
錦見直樹の詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。

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