事業承継支援 | アタックス・ビジネス・コンサルティング

事業承継支援

未来へつなぐ安心の事業承継をサポート

なぜ今、事業承継が重要なのでしょうか?

単なる「社長交代」ではない、中小企業にとっての「人生イベント」

日本の大企業では、社長交代は数年ごとの人事イベントとして行われます。しかし、中小企業においては、社長交代は「制度」ではなく、まさに「人生の一大イベント」と呼ぶにふさわしい特別な瞬間です。

全国の社長交代率はわずか3.75%、平均在任期間は約27年とも言われる中小企業の経営では、「社長は長く続けるもの」という文化が根強く、経営と経営者が一体化しているケースがほとんどです。社長交代時の平均年齢は68.6歳と高齢化が進み、後継者へのバトンタッチが遅れがちな現状があります。

だからこそ、中小企業の社長交代は「事業承継」と呼ばれ、会社の未来、従業員の生活、そして地域の経済を左右する、経営者様にとって最大の経営課題の一つとして位置づけられるのです。

会社の分類社長在任期間オーナー企業色社長職の考え方イベントの名称
上場企業4-6年 ※1約5割 ※3定期的に交代するもの社長交代
日本企業全体 ※527年 ※2約9割 ※4交代するという前提がない事業承継
※1 経産省
※2 帝国データバンク「全国社長年齢分析調査(2024年)」の社長交代率から筆者が推定​
※3 ダイヤモンド・オンライン 2024年特集「オーナー企業ランキング」​
※4 中小企業庁「令和5年 中小企業実態基本調査」の社長の就任経緯割合から筆者が推定​
※5 中小企業庁「中小企業の企業数・事業者数」中小企業比率98.4%(2021年6月時点​)

事業承継について「考えた方がいい」と分かっていても立ち止まってしまう場面

中小企業の事業承継は、「後継者はいるか」「株価はいくらか」といった個別の論点としてではなく、もっと整理しづらい状態で当事者の前に立ち上がることが少なくありません。

  • そろそろ考えなければと思いながら、何から考える話なのか分からない 
  • 誰か専門家に相談すべき話なのか、自分で向き合う話なのか判断できない 
  • 財産や税務の話だけにしてしまうことへの違和感がある 
  • 後継者の話をすると、経営の話だけでは済まなくなる感覚がある 
  • 後継者の話をすると、人物論に引きずられてしまう

こうした「引っかかり」そのものが、事業承継を難しくしているケースは多く見られます。

アタックスが考える事業承継

「関係性の再設計」と「未来への橋渡し」

事業承継は、会社の外部から情報が多くもたらされる「株式や経営権の移転だけ」の話では決してありません。アタックスは、事業承継を以下のように捉え、お客様の「最善のかたち」を共に創り上げます。

多様な承継の形に対応

かつては同族承継が主流でしたが、少子化やM&A市場の活性化により、承継の形は多様化しています。

  • 親族内承継 親族への円滑なバトンタッチ
  • 社内承継 優秀な役員・従業員への承継(MBO含む)
  • 外部承継 M&A(第三者への事業譲渡・売却)や外部からの経営者招聘

アタックスは、これらのどのケースにおいても、承継元・承継先との対話を通じて、理念や価値観の共通項を見出し、「誰が継ぐか」だけでなく「何を、どのように継ぐか」をお客様と共に設計します。

出典元:帝国データバンク「全国後継者不在率動向調査(2025年)」

2. 早期着手と多角的な視点の重要性

帝国データバンクの調査では、経営者が60代でも「後継者がいない」会社が1/3存在し、一方で50代で「後継者がいる」会社も4割程度存在します。会社を「他者に委ねる」には年単位の時間を要し、「他者に委ねやすい状態に整える」ことを考えれば、十年先を見据えた取り組みが必要になる場合もあります。

事業承継という言葉には、お金の価値だけでは測れない「様々な価値の承継」要素が大きく含まれます。財産の承継だけでなく、以下の5つの要素を統合的に捉えることが成功の鍵です。

  • 財産の承継
    – 自社株式に関する評価・税金・移転スキーム・所要資金(外部への売却を含む)
    – 個人所有の事業資産の取り扱い
  • 支配権の承継
    – 承継による支配権の変化
    – 承継後の株主とのリレーション
  • 組織の承継
    – 承継後の組織や統制のあり方
    – 統制と自律のバランス
  • 意味の継承
    – 理念・価値観・文化の言語化・可視化、組織への共有と内面化
  • 人から人・組織への継承
    – 親子や親族との関係性
    – 後継人材・外部資本との対話
    – 社員との信頼関係

アタックスは、これらの要素を「現経営者」「後継者」「従業員」「そして会社の未来(ステークホルダー全体)」という四者の視点から統合することで、承継後の持続可能な経営と組織の進化を支援します。

アタックスのアプローチ・強み

M&Aから組織文化の承継まで、未来を見据えた伴走支援

事業承継とは、会社の外部から情報が多くもたらされる「株式や経営権の移転だけの話」では決してありません。​

私たちは、財産・支配権・ビジョン・事業・組織・信頼といった複雑な構成要素を、単なる手続きではなく「関係性の再設計」として捉え、承継の「最善のかたち」をお客様と共に考えます。​

私たちは、事業承継の本質である4つ(四者)の視点を統合することで、承継後の持続可能な経営と組織の進化を支援します。​

  • オーナー視点
    資産の保全や分配、家族との関係、想いの継承、支配権のデザイン、承継後の会社との関わり方​
  • 社長の視点
    経営の引き際、後継者との信頼関係、意思決定など社長職の移譲​
  • 承継者の視点
    重圧と期待の間での葛藤、継承するものと自らのビジョンやリーダーシップとの接続、組織との関係構築​
  • 組織の視点
    文化の継続性、社員の納得感、統制と自律のバランス​

事業承継を分野や手法としてではなく、まず「構造」として扱うということ

中小企業の事業承継は、税務・法務・財務・M&Aといった専門分野の問題として語られることが多いテーマです。しかし実際には、それらは単独で発生するものではなく、経営・人・組織・場・意味・財産といった複数の要素が絡み合った結果として立ち上がってきます。

アタックスは、個別の専門分野に分解する前段階で、事業承継全体を一つの「構造」として捉え直すことに重きを置いています。誰が継ぐのか、いつ移すのか、何を残すのか。それらの判断が、なぜ今この順番で問われているのか。その前提を整理することが、結果として専門的な検討や実行の質を左右すると考えています。

アタックスが事業承継に関わる際に重視している視点

アタックスでは、中小企業の事業承継を「進めるための手順」ではなく、 状況をどう捉えるかという視点から整理します。

  • 事業承継の論点が、どのような背景や関係性から生じているのか 
  • 専門分野ごとの問題に分ける前に、全体としてどこがねじれているのか
  • 現在の経営体制や組織のあり方が、承継をどう難しくしているのか 

こうした点を整理した上で、必要に応じて個別の論点を検討していく。その順序そのものを設計することが、私たちの支援の起点になります。

コンサルタントからのメッセージ

中小企業の多くは、社長交代を前提とした経営体制ではありません。平時には意思決定や実行にスピード感・力強さのある経営も、いざ他者に経営を移譲する場面になると、これまで潜在していた課題が一度に表面化することも少なくありません。これらの課題は、いわゆる「中小企業の壁」と呼ばれるものに起因するものがほとんどです。

私たちアタックスのコンサルタントは、自社のサービスありきでは考えません。事業承継を間近に控えているお客様はもちろんのこと、まだ十分な年数を残している状態からでも、お客様のステージに合わせて、共に問いを立て、課題を設定し、解決の方向性を考え、最適な解決策を設定していきたいと常日頃から考えています。

私たちのこうしたご支援が、社会に価値を生み出す強い中小企業がさらに発展されるための一助となることが、私たちの無上の喜びです。

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