
アタックス入社後は、M&Aのアドバイザーを中心としたコンサルティング業務に従事している。
略歴
- 1979年
- 愛知県岡崎市生まれ
- 2002年
- 神戸大学経営学部卒業
東証一部上場IT企業入社 - 2013年
- 中堅税理士法人入社
- 2018年
- 名古屋大学発ベンチャー企業入社 CFOに就任
- 2020年
- 株式会社アタックス・ビジネス・コンサルティング入社
- 2025年
- 株式会社アタックス・ビジネス・コンサルティング 執行役員就任
インタビュー

出口さんのキャリアヒストリーをお聞かせください。
大学卒業後に、東証一部のSIerに就職しました。
そのSIerでは金融機関や不動産証券化関連企業へのITソリューションの提案営業に従事していました。
将来的に経営に携わる事ができればと思っていましたが、大企業では会社経営の一部しか担えないことから、その後弁護士法人、税理士法人、AIベンチャーにて経営全般の経験をしてきました。
その後アタックスにジョインし、今ではM&Aのアドバイザーを中心としたコンサルティング業務に従事しています。
お客様からどのようなや悩み、相談が多いのでしょうか?
事業承継のご相談は年々増えているように感じます。親族内承継、従業員への承継、第三者への承継など、どのパターンも相談をお受けします。
また、経営顧問をさせていただいているクライアントからの会社買収についてのご相談も増えています。

出口さんの仕事をする上での大切にしていることはどのようなことでしょうか
まずしっかりと話を聞くことを心がけています。その中でお客様の顕在ニーズや潜在ニーズを正しく把握し、課題を整理して、ご提案をするためです。
今までの成功事例をお聞きしたいと思います。
ある案件で、当初は「会社の事業を分けたいので相談に乗ってほしい」というお客様からのご依頼でした。
そのお客様はメインの事業とサブの事業を営んでおり、そのメインの事業の業績を明確化するために、メインの事業を切り離したいとのことでした。
事業の切り離しをするには色々な方法がありますが、それなりに時間もコストもかかりますし、一度切り離した事業を元に戻すのは、容易なことではありません。
そこでよくよくお話をお聞きすると、実はメイン事業の売却を持ちかけられている事がわかりました。
事業の売却を控えているのであれば、それを見据えた準備をする必要があります。
そこで引き続き事業分離のサポートを続けながら、さらに話を深めていくにつき、社長には「無駄な税金を払いたくない」というお気持ちを強くお持ちであることを把握しました。
当初のご依頼であるメイン事業とサブ事業の継続や発展のバランスを取ることはもちろん、無駄な税金を払いたくないというお気持ちと今後の社長の人生を一緒になって考え、整理していきました。
その結果、社長に取ってベストな形での事業分離の方法を示すことができ、最終的に非常に喜んでいただく事ができました。

最後に一言お願いします。
中小企業の経営者は様々な悩みを1人で解決していかなければならないと思っている方が多く、中々社内に相談できる方がいないのが実情です。
その悩みを共有し、解決する一助になれるよう日々活動をしていますので、お気軽にご相談いただけると嬉しいです。
