
コンサルタント
略歴
- 1986年
- 岐阜県瑞穂市生まれ
- 2015年
- 名古屋経済大学経営学部卒業
- 2020年
- 株式会社アタックス・ビジネス・コンサルティング入社
インタビュー

水谷さんのキャリアヒストリーをお聞かせください。
私のキャリアは特殊で中学校卒業後についた電気工事士から始まります。その後ルートセールスドライバーや事業会社の経理を経て大学に入学し、卒業後に税理士法人へ入社し、その後アタックスに転職しました。
様々な職業を経験し現在に至りますが、振り返ってみると常に自分が興味を持ってやりたいことをやってきたのだと思います。
アタックスへの転職も、そもそも20歳くらいの頃に読んだ真山仁著のハゲタカシリーズのなかの登場人物で、バンカーからターンアラウンドマネージャーに転身した登場人物の芝野健夫に興味を持ったところから始まったものでした。
まだ勉強中の身ですが、アタックスの強みである数字を読み解き、伝えることで、クライアントに貢献できる喜びを日々感じております。
お客様からどのようなや悩み、相談が多いのでしょうか?
私が携わった業務は、概ね事業再生です。
その中で悩みと言うと、自社のなにが悪いのかわからないといった部分でしょうか。
例えば、皆一生懸命仕事をしているのに、なぜか会社の業績は悪化するばかりといった具合ですね。
相談でいうと、人にまつわることが多いです。事業再生では人に関する不安はつきず、そういった相談は多いですね。

水谷さんの仕事をする上での大切にしていることはどのようなことでしょうか
抽象的な表現で恐縮ですが、私と出会う前よりクライアントやその利害関係者を、少しでも良い状態にしたいという想いですね。
今までの成功事例をお聞きしたいと思います。
その会社は、建設業で建築工事や土木工事の施工管理を生業とする会社でした。
建設業の施工管理ですので、一つ一つの現場の利益の積み上げが、間接部門の経費を賄えるか否かで儲かるかどうかが決まるような、シンプルなビジネスモデルの会社でした。
弊社が入る前は5期ほど連続して赤字となっているのに、具体的な改善策を講じることが出来ず、累積した赤字により資金繰りに困っていました。
そこで、これからお話しする6点を行いました。
1つ目は会社の現状を共有し、協力を仰ぐこと
2つ目は通期の目標金額・利益率の周知すること
3つ目は工事1単位の目標利益率の設定と周知すること
4つ目は予算書の作成を義務化すること
5つ目は工事ごとの採算管理の徹底すること
6つ目は可能な限り早いフィードバックすること
これらの6点を実行した理由としては、その会社の課題が1.目標がない、2.採算管理が徹底されていない、3.実績の振り返りを行っていない、という3点だと考えられたからです。
具体的な話をすると、現場責任者に対し、現状の利益状況やその現場利益の着地見込み、完成した現場の利益がいくらになり、当初想定していた利益と比較してなぜ良くなったのか、なぜ悪くなったかといったことをテーマに月に一回会議を開催してフィードバックを行いました。
加えて、経営幹部の方には試算表をベースに、会社全体としていくら工事利益が出ていて、間接部門の費用はいくらあり、今後はどれだけの売上と受注が見込まれ、今年度会社全体の利益がどうなりそうかといったことを報告しました。
それを踏まえ、アクションプランの検討や進捗管理をしました。
その結果、現場責任者は利益意識の向上ができ、結果を示すことにより当事者意識を持ち、自ら工事利益の最大化に努めるようになりました。
また、その情報を他の現場責任者へ共有することにより、良い刺激を相互に与えられる関係になれたのではと感じております。
同時に、経営幹部もこれまで漠然と感じていた課題について、計数を用いた分析や正確な段階損益の把握によって、より具体的なアクションプランの策定や迅速な意思決定ができるようになりました。
出来過ぎた話ですが、関与して1年半後の決算では、工事利益率の向上に伴い工事利益額が増え、およそ6年ぶりの黒字決算となったのです。
売上高の水準は以前と変わらないどころか、若干低めの年であったにもかかわらずです。
私個人としてこの事例からの最大の学びは、特別なことはなにもしなくても、問題の所在を正しく認識し、当たり前のことや正しいと思われる改善策を実行し、それを継続することにより、良い状態は作られるものだということでした。

最後に一言お願いします。
不易流行。
変化するところは変化させ、本質的なものは残す。後世に良いものを遺せるよう粉骨砕身取り組んでまいります。よろしくお願いいたします。
