
公認会計士
前職では、メーカー系を中心に上場会社含む大手・中堅規模の法定監査業務(会社法監査、J-SOX含む金商法監査)に従事。
略歴
- 1987年
- 大阪府大阪狭山市生まれ
- 2010年
- 大阪工業大学情報科学部卒業
- 2012年
- 公認会計士試験2次試験合格
- 2012年
- 監査法人入社
- 2018年
- 公認会計士開業登録
- 2023年
- 株式会社アタックス・ビジネス・コンサルティング入社
大阪工業大学で情報システムを学びながら、「就職にはIT以外の資格やスキルもあると強みになる」との考えから簿記の勉強を始めたことがきっかけで、会計の道を志しました。
ITから会計の世界へ舵を切った理由は、数字を通して企業の活動が見て取れるという会計の面白さでした。 この「会計が面白い」という感覚が私の職業人生の原点であり、それは今も変わっていないように思います。
趣味はロードバイクで、レースよりは景色などを楽しみながら長距離を走るのが好きです。 時にはバイクを担いで遠征もします。(たとえば「しまなみ海道」は特に好きで何度か走りました。)
インタビュー

山口さんのキャリアヒストリーをお聞かせください。
公認会計士試験に合格して、最初は監査法人に就職しました。
そこで会計監査業務に従事しながら、様々な角度で財務情報を分析するスキルを磨いてきました。
また監査人として会計的な問題解決を重ねるうちに、クライアントから「ちょっと相談いいですか」とお声かけ頂くことが徐々に増えていき、本筋の監査よりもむしろそういったことにやりがいや喜びを感じるようになりました。
とは言え、監査人はあくまで外部の第三者として業務を遂行することが求められ、クライアントに手を差し伸べるにしても立場的な限界がありました。
そんな折、アタックスにご縁があり「社長の最良の相談相手として日本一になる」というビジョンに共感し、転職しました。
アタックスでのキャリアはまだまだこれからですが、監査法人で培った分析能力と問題解決力を活かして、お客様のお悩みを解決していきたいと思います。
現在の仕事でお客様からどのような悩み・相談が多いのでしょうか?
会計処理相談がやはり一番多いです。

山口さんの仕事をする上での大切にしていることはどのようなことでしょうか
監査法人時代から「相手の立場に立って話を聞くこと」、「論点や問題点をシンプルに捉えること」を大切にしてきました。
クライアントを取り巻く状況や経緯を踏まえつつ、ポイントをできるだけ正確かつシンプルに整理することで、次に取るべきアクションが明確になるためです。
今までのベストプラクティスを教えてください。
ある会社で、2021年から適用開始となった新収益認識基準への移行プロジェクトがありました。
その会社では管理会計の仕組みが強く、まず業績評価・経営判断のための数字を固め、制度会計との差異を決算修正で反映し、公表用財務諸表を作成するという流れです。
私はその時、現行の会計処理と新収益認識基準の会計処理の違いを洗い出し、新収益認識基準ベースの決算数字を作る方法を検討するというミッションを与えられていました。
その会社では輸出取引について、管理会計上は国内取引と同様に出荷基準で売上計上しており、決算上はインボイス発行日が売上計上時点となるよう、インボイス未発行の売上をキャンセルするという処理をしていました。
しかしながら、新収益認識基準では売上計上のタイミングを「契約に従って判断する」という考え方で決定するため、たとえば契約の貿易条件でFOBであれば、船積日で売上計上しなければならないことになります。
これをそのまま適用しようとすると、今まで収集していなかった「いつ船積みしたのか」という情報を集め、決算修正金額を算定しなければならず、取引件数を考慮すると到底受け入れ難い業務負荷が発生する状況でした。
そこで経理担当者と議論を重ね、どうすれば無理のない範囲で、新収益認識基準の要求を満たすような決算修正の情報が取得できるか検討しました。
その検討の中で私は、日常業務に使用されているインボイス作成のためのデータの中に「出港日」という情報が含まれていることに着目しました。
経理担当者様の認識では、あくまで物流部門への情報共有として「出港予定日」で入力されているもので、信頼できる情報かは分からないということでした。
しかし「出港日」を船積日と見なせれば、新たに情報収集することなくデータ上で決算修正金額をはじき出せると考え、実際のB/LやAWBといった輸出書類の日付とデータ上の日付が整合的かを検証しました。
その結果、多少の誤差はあったものの、予定日の精度が相当程度高いことが確認できました。
最終的に、既に持っていたインボイス作成用データの情報を使用し、無理なく、許容可能な精度で新収益認識基準に合致する決算を行う方法を見出すことができました。

最後に(お客様に一言)
「情報系出身で会計士のコンサルタント」というパーソナリティを活かして、お悩みや問題解決のお役に立ちたいです。
