坂井 啓宏 | アタックス・ビジネス・コンサルティング

坂井 啓宏

さかい よしひろ SAKAI Yoshihiro
株式会社アタックス・ビジネス・コンサルティング 執行役員
中堅中小企業の業績管理制度構築や事業計画策定等のコンサルティング業務に従事。中小企業再生ファンドの運営にも携わる。現在は、デューデリジェンスや計画策定等の企業再生支援、株式公開支援、買収監査や企業価値評価等のM&A支援を中心にプロジェクトマネージャーとして活躍中。

略歴

1999年3月
滋賀大学経済学部卒業
1999年4月
株式会社アタックス入社
2005年4月
株式会社ソリューションデザインに出向。中小企業再生ファンドの運営に従事
2007年4月
株式会社アタックス復帰
2010年1月
株式会社アタックス・ビジネス・コンサルティング 取締役 就任
2012年
株式会社アタックス・ビジネス・コンサルティング 執行役員 就任

業務歴

  • 中堅・中小企業の業績管理制度構築や事業計画策定等のコンサルティング業務
  • デューデリジェンスや事業再生計画策定等の企業再生支援
  • 株式公開予定会社の業績管理制度構築等の株式公開支援
  • 買収監査や企業価値評価等のM&A支援
  • 上場会社の組織再編における株式比率算定等 ほか

著書

  • 事業再構築のM&A実務(共著) /中央経済社 2012年4月

インタビュー

坂井さんのキャリアヒストリーをお聞かせください。

新卒でアタックスに入社しました。
当時は就職氷河期で上場会社でも倒産するような時期であったため、社会人として役に立つスキルを得られるようにコンサルタント職を選びました。

特に会計や税務の知識があったわけではないため、月次決算や年次決算のサポート、業績管理制度の構築といった仕事を通じて、専門的な知識、ノウハウを蓄積していきました。

担当先になったクライアントが組織再編されることも多かったこともあり、組織再編に伴う会計や税務だけではなく、経営的な観点からもメリット、デメリットを実感することができたことが、今でも経験として活かされています。

その後、企業再生ファンドに出向し、ファンドマネージャーとして2年間従事しました。

組織再編スキームを活用しながら、事業再生のサポートをさせていただきました。

債権者である金融機関と投資するファンド、債務者である経営者、それぞれの利害を調整しつつ、お互いがWIN=WINになる、簡単なプロジェクトはありませんでしたが、弁護士などの外部の専門家と協力しながら経験できたことが一番の強みになっていると思います。

アタックス復帰後から今日まで、企業再生の仕事のほか、過去の経験を踏まえてM&Aの業務に多く携わらせていただいております。

お客様からどのような悩み、相談が多いでしょうか。

コロナ禍などの事業環境によって売上が減少している会社や事業承継に悩まれている会社からのご相談が多く、また、人や組織のマネジメントに関するお悩みをお聞きすることも多いです。

経営に関することであれば、何を相談いただいてもOKです。

仕事をする上での大切にしていることはどのようなことでしょうか。

クライアントの立場に立って考えることです。クライアントの話をよく聴いて、理解して、潜在的課題を解決することが大切だと考えています。

今までのベストプラクティスを教えてください。

事業再生から関与したクライアントは、約10年間で10億近い債務超過の状況から数十億の資産超過の状況となり、上場を検討できるまで業績を伸ばしました。

私は、事業承継と更なる会社の発展のためにM&Aを実施するというフェーズで担当させていただきました。

それまでのフェーズの担当者が専門知識を活かし、その企業の置かれている状況に応じてクライアントのニーズをくみ取り、事業再生や業績管理制度、人事制度などの制度構築など、さまざまなサポートしていったからこそ、業績を拡大し、結果的にM&Aで満足いくキャピタルゲインを得ることができました。

今までの担当者をつなぎつつ、そういった案件に携われたことに喜びを感じました。

M&Aの業務については、仲介ではなくFAという立場で関与させていただいています。

当初は売却金額というところにフォーカスが当たることは多いですが、条件については金額以外にも売却後の経営の関与であったり、現経営陣、従業員の処遇であったり、子会社等の整理であったり、事業運営方針であったり、さまざまな論点があります。

金額のみの交渉になってしまうと損得で判断されがちですが、さまざまな条件をテーブルに出すことで買い手と売り手の双方がWIN=WINの関係で合意することにつながります。

弁護士等の外部専門家にも協力してもらいつつ、1つ1つ合意できるように条件をすりあわせていくことが重要なプロセスになっていきます。

その結果、クロージングの際に双方気持ちよく握手できた案件は私にとっては全て成功体験です。

最後に(お客様に一言)

あらゆることにWIN=WINの関係を築きたいと思います。

坂井の得意領域

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