羽ばたけ!フレッシュマンたち【第15回】

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羽ばたけ!フレッシュマンたち【第15回】

2014年のプロ野球が開幕しました。今年も多くの新人選手がプロの世界に飛び込みましたが、これから彼等がどんな活躍をしてくれるのか、本当に楽しみです。という訳で今回は入ったばかりの新人選手を中心にフレッシュマンの動向について記してみたいと思います。

今年はセリーグ、パリーグが3月28日に一斉に開幕しましたが、最初のベンチ入りメンバーとなる出場選手登録名簿に計19名の新人選手が名を連ねています。選手層の極めて厚いソフトバンクホークスを除く11球団で1~3名の新人選手が登録されています。

今回の原稿は開幕カード3試合が終了した時点で書いていますが、開幕カードの3試合で既にかなりの数の新人選手が出場していますし、監督からかなり期待をかけられていることがはっきりわかる選手も出てきています。

その筆頭は千葉ロッテマリーンズにドラフト2位で入団した捕手の吉田裕太選手です。開幕初戦で途中出場すると2戦目3戦目はフル出場し、開幕第3戦ではプロ入り初安打も記録しています。捕手出身の伊東監督が将来の主力として、使いながら育てるということを明確に意識されているように見受けられます。

同じくロッテでは、オープン戦で首位打者となったドラフト5位入団の井上晴哉選手が開幕4番という大抜擢を受けましたが、初戦・第2戦と全く打てず、3戦目は出場なしという厳しいプロの洗礼を浴びています。

また華々しいデビューを飾ったということでは、東京ヤクルトスワローズのドラフト2位入団の西浦直亨(ナオミチ)選手、開幕戦に8番ショートで先発出場するや、プロ入り初打席がホームラン(3ラン)という離れ業を演じています。さすがに翌日の第2戦目も含め(第3戦は雨天中止)、以降の打席では快音は聞かれませんでしたが、守備がしっかりした選手ですから今後の活躍を期待したいものです。

そしてもうひとりは開幕第2戦目の先発に抜擢され、6回1失点で見事新人投手の勝ち名乗り第1号となった広島東洋カープ・ドラフト2位入団の九里亜蓮(クリ・アレン)投手です。持ち味の打たせて取るピッチングを遺憾なく発揮した見事なデビュー戦でした。

その他にも勝ち投手にこそなれなかったものの開幕第3戦に先発した千葉ロッテの石川歩投手、開幕3試合のすべてに出場しプロ初安打もマークした阪神タイガースの梅野隆太郎捕手、読売ジャイアンツにドラフト1位入団し、開幕の2試合に出場した小林誠司捕手、同じく2試合に出場し、第3戦では3塁手として先発フル出場を果たした広島東洋カープ・ドラフト3位入団の田中広輔選手、同じく広島東洋カープにドラフト4位で入団し、九里投手の投げた試合の9回裏、5点差がついていたとは言え、押さえをまかされた西原圭大投手等、今シーズンのこれからの活躍が期待される選手が目白押しです。

ルーキーとして初々しくデビューを飾った新人選手がおられる一方で、昨年デビューして1年が経過し、既に押しも押されもせぬ主力選手として2年目のシーズンを迎えられたフレッシュマンもいます。開幕投手としてマウンドに立ちチームを勝利に導いた、東北楽天ゴールデンイーグルスの則本昴大(タカヒロ)投手、東京ヤクルトスワローズの小川泰弘投手、読売ジャイアンツの菅野智之投手には、既にエースの風格を感じさせられます。

そしてもうひとり高卒2年目の二刀流、日本ハムファイターズの大谷翔平選手です。今シーズンは野手としての出発でしたが、開幕3試合にすべて出場し、第2戦こそ打てなかったものの開幕戦、第3戦ではそれぞれ2安打、3安打を打ち、クリーンアップを打つ3番打者として申し分のない働きをしています。近々投手としての大谷選手の姿も観ることができるようですが、この若者の持つ才能は我々の想像をはるかに超えるレベルにあるのかもしれません。

未知の魅力にあふれたルーキーのフレッシュマンには心を踊らされますし、ある程度のポジションを築いた2年目のフレッシュマンには更なる飛躍を期待したいものです。ビジネスの世界でもフレッシュマンの溌剌とした行動はまわりに刺激を与えてくれますし、組織全体を活性化してくれるはずです。本人達の努力が必要なことは言うまでもありませんが、少々的外れの行動や突拍子もない言動があったとしても、大きな温かい心で受け止めてやる度量を持ちたいものです。

これからデビューするであろう新人選手、そしてこれから芽を出し頭角を現してくるであろう2年目・3年目の若手選手たち、皆さんとご一緒に彼等の活躍の知らせを待ちたいものです。

(おわり)
2014/04/10

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筆者プロフィール

fukuyama福山義人氏 元 (株)CSKホールディングス社長
株式会社マネジメント・サポート 代表取締役 福山義人氏1949年生まれ。慶應義塾大学卒業後、現(株)SCSKに入社。創業オーナー大川功氏に師事し、新規顧客開拓担当、営業マネジャー、管理部門マネジャーを経て、2005年代表取締役社長に就任。退任後、(株)マネジメント・サポート設立。現在は、創業オーナーに仕えた経験と自らの社長経験をもとに、若手経営者へのサポート及び講演活動等に従事。

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