会社の成果は、経営者の行動改革から!!~不断のPDCAサイクルが成長の源!

PDCA 経営

筆者は、中堅・中小企業の経営者・後継者・経営幹部の方に計画経営を実践いただく為のサポートをしています。

計画経営とは、次の4つの項目についてPDCAサイクルを実直に回し、業績改善を行い成果に繋げていく一連の活動です。

(1)経営計画を立て
(2)それを実行し
(3)結果を振り返り
(4)次の打ち手を考える

この内、主に(1)(3)(4)について経営者の方と一緒に考え伴走していくサポートをしています。

成果を出す経営者とは?

さて、元号は平成から令和になりました。
あのリーマンショックから10年が経過しています。

当時は、どの企業も売上が激減し利益を上げることができず、結果としてキャッシュを創出することが難しい状況でした。

借入の返済ができなかったり、債務超過に陥ったりと、経営者にとって大変な時代でした。

そのような状況から今日まで、筆者がPDCAを回すお手伝いをしてきたこの10年を振り返る中で感じていることがあります。

それは、きちんと経営計画を立てて実行し、その結果を振り返り、次への改善の手を考え抜いて対応してきた企業は、着実に成果を出しているということです。

たとえ、それが思い通りの成果(目標)に届かなかったとしても確実にその成果に近づいています。

また、そうした経営者は、どんな状況になっても、成果を出すための取り組みを怠らないため、持続的に成長しておられます。

成果を上げるにはどうしたらいいか?

一方、時間がなかったからできなかったという理由でPDCAをきちんと回さなかった経営者がいます。

筆者は、計画を実行しなかった理由は、時間がないのではなく主に次の3点にあると考えています。

(1)納期から逆算した行動ができていない
(2)実行する為の事前準備ができてない
(3)決めたことをやりきる習慣がない 

では、上の(1)~(3)ができていない人が、できるようになるためにはどのようにしたら良いでしょうか。

一つ目は、自身の行動特性(強い点・弱い点)を理解し、それを補う行動をとることです。

二つ目は、行動を早く起こすことです。

自身の行動特性を理解し、行動を早く起こすことで、それまで見えていなかったことや、やるべきことが見えてきます。

そのやるべきことを細分化し、誰が、何を、いつまでに、いつ、どうやって、どのくらいという視点で、少しづつ進めるようにするのです。

勿論、会社の仕組みや制度を整えることは大切です。
しかし、それだけでは決して、会社の成果には繋がりません。

個人レベルで少しずつ取り組むことが、経営のPDCAを回すことに繋がり、結果として成果をあげていくことができるのです。
成果がでると個人の自信と成長にも繋がります。

実際に携わったお客様の中で、忙しいという理由で前に進むことができずにいましたが、自身の特性を理解した上で、少しずつ進める取り組みをして結果に繋げている方がいらっしゃいます。

言い換えれば、個人の成長が、結果として会社の成果と成長に繋がり、変化の時代にも生き残る企業になっていくということです。

まずは、自身の行動を改革し、成果に繋がる活動に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
 

中期経営計画策定

筆者紹介

株式会社アタックス・ビジネス・コンサルティング 執行役員 土屋 元樹
1974年長野県生まれ。大手メーカー(上場会社)勤務を経て、株式会社アタックス戦略会計社 入社。中堅・中小企業を中心に、中期経営計画の策定、利益計画の策定、経営改善計画の策定、業績管理制度の構築・運用支援、経理業務改善、月次業績モニタリング支援、企業再生支援等に従事。各支援を通じて、経営者の片腕となる経営幹部の育成に情熱を燃やす。
土屋元樹の詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。

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