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財務研修講座 知っておきたい財務キーワード③ 変動費とは?固定費とは? 

      2020/03/20

経営に関わる方に絶対に知っておいていただきたい財務キーワードを解説します。

本日のキーワードは、「変動費、固定費」です。

変動費、固定費は、損益計算書の原価や費用に関するキーワードです。
損益計算書は、仕入高、給与、水道光熱費、交際費、広告費など、支出の内容別に、原価や費用に名前が付けられています。
これらの原価や費用は、売上高に対する増減の状況で変動費と固定費にグルーピングすることができます。

1.なぜ、変動費・固定費がキーワードなのか?

企業経営では、利益計画を策定すると思います。
予算や目標として活用したり、設備投資をするときの判断材料にしたり、さまざまな活用目的を持って策定されると思いますが、この時に必要なのが、変動費・固定費の概念です。

2.変動費・固定費とは?

損益計算書には、費用がずらりと並んでいます。売上を確保するために必要な支出ですね。
たとえば、仕入や運賃など売上にダイレクトに影響する費用、給与や賞与、福利厚生費などの人関係の費用、水道光熱費や家賃など施設の費用、交通費や交際費、広告宣伝費などの販売関係の費用など様々です。
これら費用は以下のように区分することも可能です。

それは、
①売上が増えるとそれにつれて増える費用
②売上がゼロでもかかる費用
という視点での区分です。

①を変動費と呼び、②を固定費と呼びます。

3.変動費で代表的な費用

仕入高や運賃です。製造業の場合には、外注加工費も代表的な変動費です。
売上が増えれば仕入れする商品も増えるでしょうし、発送回数も増え、運賃も増えるでしょう。
なお、厳密に言えば、製造業における電気代などもそうですが、電気を大量に消費する業態はあまり多くないので、一般に固定費として扱われます。
電気代を固定契約部分を固定費に、使用料変動部分を変動費に区分することもありますが、あまり複雑に区分してもそんなに効果がないので、固定費として扱うことが多いようです。

4.固定費で代表的な費用

人件費、家賃などです。
売上高がゼロでも給与は支払わなければなりませんし、家賃も同様です。一般に、変動費以外をすべて固定費として扱います。

5.利益計画の策定において、なぜ変動費・固定費の区分が必要なのか?

利益計画を策定の手順はいろいろありますが、一般的にはまず、売上高をどうするかを検討すると思います(本来は利益からですが)。

売上高が決まったら、費用の見積もりをしますが、この時、変動費は、たとえば、売上高を前年比150%とした場合には、変動費も前年実績×150%として計算します。
固定費はいったん、前年実績を金額をそのままベースにして、たとえば、人件費であれば、150%の売上高を実現するために新規採用が必要であれば、その増加人件費を加算して計算します。
引っ越しが必要なら新たな家賃を計算します。150%の売上高のために、そのような追加がいらないなら、前年実績の金額をそのまま使います。
このように、変動費と固定費では、費用の見積もり方法に違いがあるため、区分します。
変動費・固定費で区分すると、利益計画はスムーズに策定することができます。
いったん策定した利益計画は、あくまでタタキ台ですので、タタキ台をじっくり眺めて、「これでいいのか?」を検討します。

6.変動費・固定費を区分することで、たくさんのメリットがある!

利益計画策定の際以外にもたくさんのメリットがありますので、後日そのメリットについて解説したいと思います。

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