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財務研修講座 決算書が読めて活用できるようになるシリーズ⑤ 決算書を作ってみよう

      2020/03/20

決算書がどのようにして出来上がるのかを理解すると、決算書をより使いこなせるようになります。

前回は、決算書ができるまでの流れをざっと説明しました。
今回は、数字を入れて実際に確認してみましょう。

復習のため説明が重複しますので、理解済みであれば読み飛ばしてください。

1.まずは仕訳を起こす

決算書は、
(1)日々の取引を仕訳に記録
(2)その後、仕訳から元帳、試算表、決算書に数字が集計転記
されて完成します。

例題として、日々の取引が以下のようだとします。

①商品を10,000千円で販売した。代金は銀行振り込みで受け取った。
②商品を5,000千円で販売した。代金は銀行振り込みで受け取った。
③上記①の販売のため、商品を4,000千円で購入した。代金は銀行振り込みで支払った。
④上記②の販売のため、商品を2,000千円で購入した。代金は銀行振り込みで支払った。
⑤給与を1,000千円支払った。銀行振り込みで支払った。
⑥1,000千円の機械装置を購入した。代金は銀行振り込みで支払った。
⑦500千円の車輛運搬具を購入した。代金は銀行振り込みで支払った。
⑧銀行から5,000千円を借りた。借入金は、銀行口座に振り込まれた。

この①~⑧の取引を仕訳にすると以下のようになります。

2.次に仕訳から元帳を作成する

仕訳として記録した後、勘定科目ごとに金額を集計します(総勘定元帳の作成)。
科目ごとに作成します。下記のようなイメージです。
これをすると、各科目別にその月にの取引がすべて記録できます。
銀行預金などは日々動きますので、このように日付順に入金(借方)、出金(貸方)を記録します。
前月末の残高とこの入出金とを合計すると、当月末の残高になります。

仕訳から元帳への集計作業は、仕訳をそのまま写すだけです(この写すことを「転記する」と呼びます)。

転記したら、残高を計算します。銀行預金は、日々の取引の結果、一番下にある11,500千円の残高になりました。これは、以下の計算で求めたものです。
①10,000+②5,000-③4,000-④2,000-⑤1,000-⑥1,000-⑦500+⑧5,000

①②⑧は、銀行預金が増えていますので+、それ以外は銀行預金が減っていますので-となります。

元帳を読めるようになると、マネージャーになったときに、自部門が消耗品費でどんな支出をしてきたかを読み取れるようになります。
消耗品費の元帳を見れば、何月何日になにをいくら購入したかが記録されているからです。交際費や旅費交通費なども同様です。
マネージャーとしては、利益を確保するために、支出を適正にコントロールしないといけませんので、元帳をチェックすることで、コントロールのための現状確認をすることができます。

3.最後に元帳から決算書を完成させる

元帳が完成すると(=残高が計算できると)、その残高を、決算書に転記します。
今回の①~⑧までの取引から決算書を作成すると以下のようになります。
アルファベットを参考に転記の具合を確認してください。

これで、(途中、試算表という表を飛ばしましたが)決算書が出来上がります。

4.まとめ

決算書を日常に作成することはないと思いますが、各部門のマネージャーとして数字管理をする場合、作成手順を知っておくと分析が楽になります。
また、作成の流れと用語(仕訳、元帳、試算表など)を知っておくと経理部とのコミュニケーションもスムーズですので、話が通じないストレスが軽減されると思います。

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