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中国 仮払増値税はどんな時に仕入税額控除できないか?

      2019/02/21

中国上海税務局のウェイボーに「仮払増値税はどんな時に仕入税額控除できないか?」のQ&Aがありましたのでご紹介します。

増値税は日本の消費税と同じような税目です。仕入れするときに代金の17%を支払い、販売するときには代金の17%をいただきます。納税するときには、お客様からいただいた増値税(あくまで預かり)から仕入先に支払った増値税(あくまで仮払い)を差し引いて残った増値税を納税します。差し引くことを日本風に言えば仕入税額控除といいます。通常は支払った増値税は預かった増値税からすべて控除できますが、ある取引や状況で発生した支払増値税は控除できません。誤って控除してしまうと税務調査で修正指摘を受けることになりますのでご注意ください。

Q:仮払増値税はどんな時に仕入税額控除できないか?
A:財税〔2016〕36号の附件1《営改増実施弁法》第二十七条に以下の規定がある。
・以下に該当する場合、仕入税額控除してはならない。
 ①簡易課税計算の項目、免税項目、集団福利や個人消費の購入貨物・加工修理労務・サービス・無形資産と不動産
 ②非正常損失の購入貨物、及び関連の加工修理労務と交通運輸サービス
 ③非正常損失の製品、製品消耗の購入貨物(固定資産は除く)・加工修正労働と交通運輸サービス
 ④非正常損失の不動産、及び当該不動産消耗の購入貨物・設計サービスと建築サービス
 ⑤非正常損失の不動産で建設中消耗の購入貨物・設計サービスと建築サービス
 ⑥購入旅客運輸サービス・借入サービス・レストランサービス・居住者日常サービスと娯楽サービス
 ⑦その他財政部と国家税務総局が定める項目

上記にほか、仕入商品や製造品をサンプルとして提供した場合、仕入れや製造時に支払った増値税は仕入税額控除できないので、支払った月に控除してしまっていた場合、「転出」という処理をして、仕入税額控除額から除かないといけません。

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