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中国 重要! 新通関単の変更で税関調査リスクが高まる!

      2019/02/21

中国で輸出入の際に税関に提出する「通関単」のフォームが新しくなりました。いろいろと変わっていますが、新たに追加された以下の欄の記載には注意が必要です。輸出入取引がある企業様はご注意ください。

①特殊関係確認(中文:特殊关系确认)の欄
・日本親会社から部品を輸入する場合などには「はい」と回答することになります。
・「はい」と回答した場合、次の「価格影響確認」について記入しなければなりません。
②価格影響確認(中文:价格影响确认)の欄
・輸出入申告価格が税関総署213号通達による以下のいずれかの価格に近いと証明できない場合は「はい」と回答し、証明できる場合は「いいえ」と回答することになります。
 ✓中国国内特殊関係のない第三者への同じ或いは類似輸入貨物の販売価格
 ✓deductive価格法による同じ或いは類似輸入貨物の課税価格
 ✓計算価格法による同じ或いは類似輸入貨物の課税価格
・「はい」と回答すると、すぐに税関が価格査定を行います。調査リスクが大きくなります。
③ロイヤリティ支払いの確認(中文:支付特许权使用费确认)の欄
・ロイヤリティー支払があれば「はい」と回答します。「はい」と回答すると輸入価格に加算される可能性があります。調査リスクが大きくなります。

税関は新通関単で、より詳細に輸出入実態を把握し追加徴税の機会を狙っているようです。関税調査はどんどん厳しくなっていますので、通関士に任せきりにすることなく、専門家による「通関業務ヘルスチェック」を受診されることをお勧めします。関税処理などについて適切に運営されているかを診断し、税関調査で否認されそうな点を報告するとともに対応策を提案します。ご興味のある方は、「お問い合わせ」から問い合わせください。
通関単の切り替わりは税関調査のリスクが大きくなりますので、これを機会に社内の通関処理を見直ししてください。

(新通関単サンプル)
通関単(最新版)

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