中国労務ニュース アルバイトの労働法
2019/09/04
中国上海人社部のウェイボーに「アルバイトの労働法」のQ&Aがありましたので、ご紹介します。
クイズ形式での問答なので、間違いさがしのようにチャレンジしてみてください。
Q:ある店舗で以下のような募集告知がなされていた。どこが法的に間違っているか?
・当社は、業務発展のため、アルバイトを募集しています。条件は、一日6時間勤務で週5日の勤務、なお、6時間のうち4時間は時給20元、2時間は1.5倍の時給30元を支払います。また、労働契約は締結しないものとし、社会保険には加入しません。試用期間は1ヶ月とし、賃金は月単位で支払います。A:間違いは以下。
①時給20元
・2019年4月1日以降、上海市における最低時給は22元である。なお、22元は社会保険は含まない額である。②社会保険に加入しない。
・アルバイトといえども、企業は労働保険料は納付しなければならない。③週5日、日6時間勤務、2時間分は残業加算する。
・アルバイトは、一日4時間を超えて勤務させることはできず、且つ、週24時間を超えてないけない。また、残業をさせることもできない。よって、残業代を支払うということはできない。④試用期間1ヶ月
・アルバイトは試用期間を設定できない。⑤月単位の支払い
・アルバイトには最長15日で支払わなければならない。
この店舗の求人広告、ほぼすべて誤りですね。
みなさんは、いくつ間違いを見つけることができましたか?
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