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中国労務ニュース 成績が悪い社員に試用期間を二回設定することができるか?

      2019/02/21

中国上海人力資源社会保障部のウェイボーに「試用期間に関す仲裁事例」の紹介がありましたので、ご紹介します。

出来が悪い社員に対して試用期間を二回設定した事例です。
二回設定する企業側の気持ちはよく分かります・・・。

1.仲裁事案
・孫さんは、A社に入社するに際して、1年満期の労働契約と2か月の試用期間の契約を締結した。職種は営業である。1年が経過したが、孫さんの営業成績は芳しくなく、企業は孫さんは営業にむいていないと判断して、倉庫係として、新たに1年満期の労働契約と2か月の試用期間の契約を締結した。しかし、そこでもミスが多く、試用期間終了後に労働契約を解除することとし解雇した。
・孫さんはこれを不満として、経済補償金の支払いを求めて仲裁機関に提訴した。

2.言い分
・孫さんは労働契約法で試用期間を2回設定するのは違法として言い分を主張した。
・企業側は、孫さんにミスが多く、採用条件に合致しないため、解雇に違法性はないと主張した。

3.仲裁結果
・仲裁所は、孫さんの主張を全面的に支持。同一企業が同一労働者に対して試用期間を設定できるのは一回だけであるとし、経済補償金の支給を命じた。
・なお、本件解雇は違法であるとし、経済補償金は通常の2倍を支払うように命じた。

企業にしてみれば、挽回のチャンスを与えた親心といった感じですが、最初に解雇したほうがよかったようです。
試用期間中に合わないとわかれば契約は継続しない方がいいですね。試用期間はそのためのものですから。

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