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中国社会保険ニュース 日中社会保障協定が参議院通過 社会保険料の二重払いが解消へ

      2019/02/21

11月30日、参議院本会議で日中社会保障協定が全会一致で採決されました。
投票結果はこちらで確認できます。

本協定は、本年5月9日に東京で署名されていましたが、我が国が本協定を締結するには、国会の承認が必要でした。
外務省のプレスはこちらです。

今回、参議院本会議で採決されましたので本協定は締結となり、2019年の発効を目指して今後、具体的な内容を詰めていくことになると思われます。

協定の原文は、こちら(日本語)こちら(中国語)で確認できます。

現時点でのポイントは以下となります。
赴任5年間は日本で加入していれば中国では加入義務なしとなりそうです。また、5年超えても両国で協議して合意すれば引き続き中国で加入しなくてもいいとなっています。

ただ、給与の全額を中国子会社から現地で直接で本人に支給する場合、日本では給与支払いがなく標準報酬月額がありませんので社会保険料を支払えないという問題についてどうなるのかも個人的には注目してます。

①適用される法令の範囲(第二条)
・中国は、职工基本养老保险に関連する法令
・日本は、国民年金(国民年金基金を除く)及び厚生年金保険(厚生年金基金を除く)に関連する法令

②適用される者の範囲(第三条)
・一方の締約国の法令の適用を受けており、又は受けたことがある全ての者並びにこれらの者に由来する権利を有する家族及び遺族

③派遣される者(第六条)
1.一方の締約国の法令に基づく制度に加入し、かつ、当該一方の締約国の領域内に事業所を有する雇用者に当該領域内で雇用されている者が、当該雇用者のために役務を提供するため、その被用者としての就労の一環として当該雇用者により他方の締約国の領域に派遣される場合には、その就労に関し、当該被用者がなお当該一方の締約国の領域内で就労しているものとみなして、その派遣の最初の五年間は当該一方の締約国の法令のみを適用する。
2.1に規定する派遣が五年を超えて継続される場合には、両締約国の権限のある当局又は実施機関は、当該派遣に係る被用者に対し、1に規定する一方の締約国の法令のみを引き続き適用することについて合意することができる。

中国で加入していた社会保険を帰国に際して日本の保険に引き続けるとかの規定はないので、そういった協定ではありません。
なので、5年超えて加入しなくてもいい旨の合意が継続せずに中国で加入となった場合にどうなるのかは不明ですね。帰国時、支払った保険は戻ってきませんもんね。

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