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中国労務裁判ニュース 業務上の必要性から、職業病のリスクがある業務に仕事内容を変更してもらうためにはどうするか?

      2019/02/21

中国人力資源社会保障部のウェイボーに「職業病リスクのある職務への異動拒否を理由に解雇したケース」の裁判記事がありましたので、ご紹介します。

業務上の必要から、人事異動をお願いすることもあろうかと思いますが、ケースによってはトラブルになることがあるようです。

①状況
・会社とAさんは労働契約を締結した。
・会社の規定では、社員は会社の合理的な業務調整による業務変更を拒否できないとし、拒否した場合は解雇するとあった。
・会社は業務上の都合からAさんに異動を命じた。異動後の業務は、職業病のリスクがある業務であった。
・Aさんは、これを拒否した。
・会社は、会社規定を根拠にAさんを解雇した。
・Aさんは、不当解雇として仲裁申請した。
②結果
・裁決の結果、不当解雇であるとし、賠償金を支払うよう命じた。
③理由
・《中華人民共和国職業病防治法》に以下の内容がある。
・企業は労働者との労働契約締結時、対象業務が職業病のリスクがある場合、防止措置や待遇について労働者に告知し、且つ、労働契約に明記し、隠匿してはならない。
・労働契約締結後、業務内容や役職の変更により、契約時に未告知の職業病のリスクがある業務に従事することになった場合、企業は本法に従い、労働者に対して告知し、且つ、協議により労働契約内容を変更しなければならない。
・企業がこれら規定によらない場合、労働者は職業病のリスクがある業務に従事することを拒否する権利を有し、企業はこれにより労働契約を解除することはできない。

社員の中には、職業病のリスクがあっても賃金がいいと、厭わずに受け入れる方もいるかもしれませんが、その変更は書面化しつつ、職業病を防ぐ措置を取っておかないと何かあった時にトラブルになる可能性がありますので、ご注意ください。

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