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中国 労働契約法の基礎知識

      2019/02/21

中国人力資源管理士のウェイボーに「労働契約法」の基本的な解説がありましたので、ご紹介します。
労働関係で揉めるないように最低限の知識は持っておかれるとよいと思います。

Q:労働契約法の適用範囲は?
A:中華人民共和国国内の企業が労働者と労働関係を締結、履行、変更、解除或いは終了する際に本法が適用される。

Q:労働契約はいつ締結するか?
A:労働者と雇用関係が結ばれれば遅滞なく契約すべきである。少なくとも、30日以内には契約を締結する必要がある。この期間内に締結しない場合、企業は給与の2倍を罰金として負担しなければならない。

Q:サインや押印は?
A:サインと押印は、労働契約の必要条件である。企業のサインと押印は、その名称が一致していることが必要である。また、労働者のサインは本人が行い、日ごろの字体と一致している必要がある。

Q:労働契約の種類は?
A:固定期限付き契約、無期限契約、一定業務の期間に基づく契約の3種類ある。

Q:どのような時に無期限契約を締結しなければならないか?
A:下記のケースのうち1つでも該当した場合、労働者が無期限契約を望まない場合を除き、その申し出によって無期限契約としなければならない。
①連続勤続年数満10年の時点
②企業が初めて労働契約制度を実施した時点で、その労働者が連続10年勤務しておりその労働者の定年までの期間が10年に満たない場合の初めての契約
③連続2回の固定期限契約が終了し、その後も契約を継続する時点
なお、雇用関係成立から1年内に書面の労働契約を締結していない場合、無期限契約を締結したとみなす。

Q:労働契約に必要な条項は?
A:以下が必要である。
①企業の名称・住所・法定代表人或いは主要責任者
②労働者の氏名・住所・身分証明書或いはその他有効な身分証書の番号
③労働計画期限
④勤務内容と勤務場所
⑤勤務時間と休息休暇
⑥報酬
⑦社会保険
⑧労働保護、労働条件と職業期限保護
⑨法律等で労働契約に盛り込むべきとされている事項
これら必須事項以外では、試用期間、教育、秘密保護、福利厚生などの待遇、などについて約定してもよい。

Q:試用期間の規定は?
A:以下の3つある。
①労働契約期限が3か月以上1年未満の場合、試用期間は1か月を超えてはならない。
②労働契約期限が1年以上3年未満の場合、試用期間は2か月を超えてはならない。
③3年以上の固定期限或いは無期限契約の場合、試用期間は6か月を超えてはならない。

労働契約の基礎的な知識を解説しましたが、固定期限から無期限への移行については、地域によって、扱いが異なるようですので(企業が拒否できる地域もあるようです)、実務では、地域の弁護士に確認ください。

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