中国 連続勤務年数や当企業勤務年数と有給休暇などとの関係
中国人民網に「連続勤務年数や当企業勤務年数と有給休暇などとの関係」の特集がありましたのでご紹介します。労務管理の参考になればと思います。
1.2つの勤務年数の概念
①当企業勤務年数・・・今現在の企業での勤務年数
②連続勤務年数・・・①に他社での勤務年数を加算した勤務年数
2.有給休暇
①連続勤務年数が1年以上~10年未満 年5日
②連続勤務年数が10年以上~20年未満 年10日
③連続勤務年数が20年以上 年15日
3.医療期休暇制度(日数)
勤務年数に応じて以下の休暇が認められる(下表参照)

4.医療期休暇制度(給与)
医療期休業期間は本人給与の一部が支払われる。地域により違いはあるが上海では以下のとおりである。
(1)休暇期間6か月以内
①連続勤務年数 ~2年未満 60%
②連続勤務年数 2年以上~4年未満 70%
③連続勤務年数 4年以上~6年未満 80%
④連続勤務年数 6年以上~8年未満 90%
⑤連続勤務年数 8年以上 100%
(2)休暇期間6か月超え
①連続勤務年数 ~1年未満 40%
②連続勤務年数 1年以上~3年未満 50%
③連続勤務年数 3年以上 60%
日本との決定的な違いは、「他社での勤務年数を加算して判断する」というところでしょうか。専門会社に依頼されていない企業は有給休暇付与の際などでお気を付けください。
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