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中国経済ニュース 五大銀行の業績回復 不良債権率も改善

      2019/02/22

中国各種メディアに「中国五大銀行の業績は回復」の記事がありましたので、ご紹介します。
五大銀行とは、中国工商銀行、建設銀行、中国銀行、農業銀行、交通銀行を指します。
いずれも巨大な銀行です。日本では、かつての都銀が多額の不良債権を抱えて、貸し渋りや貸しはがしが発生、実体経済に資金が回らず、企業倒産を誘発する要因の一つになりました。
中国では、この教訓はずいぶん研究されているようで、数年も前から、不良債権をバルクで買い取る機構などが設置され、対策が打たれているようです。
ただ、日本のような企業再生ビジネスが隆盛というわけではなさそうですが。

・五大銀行の上半期決算が出そろった。各行の純利益および前年同月比は以下のとおり。
 ①工商銀 1,537億元(2%アップ)
 ②建設銀 1,390億元(3.81%アップ)
 ③中国銀 1,105億元(3.02%アップ)
 ④農業銀 1,086億元(3.4%アップ)
 ⑤交通銀 392億元(3.4%アップ)
・2015年は、回復が遅れ、農業銀は前年比0.7%アップ、工商銀は同0.5%、建設銀は同0.28%であった。それに比較すると、大幅はアップ率となった。
・不良債権率も改善した。各行の不良債権率は以下のとおり。
 ①工商銀 1.57%
 ②建設銀 1.51%
 ③中国銀 1.38%
 ④農業銀 2.19%
 ⑤交通銀 1.51%
・個人住宅ローンもアップしたが、アップ率は緩やかになった。人民元による不動産融資は3.04兆元増加し、総融資割合は38.1%にとどまった。第一四半期から2.3ポイント鈍化した。うち、個人住宅ローンは20.1兆元で、30.8%の伸びになった。ただ、伸び率は4.9ポイン鈍化した。

足元の中国経済指標では、中国経済は安定していますので、銀行決算の好調には、その影響もあるようです。

なお、銀行員の離職率は高いようで、彼ら曰く、「銀行間の競争はますます激しくなっていくので、将来に期待はできない」と感じているようです。
ある銀行員はネット関連企業に転職し、待遇が1.3倍になったとインタビューに応じています。
日本と同じように、銀行員は体面はいいですが、若い銀行員には関係ないようです。

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