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中国 営業許可証の営業範囲外の業務に注意!

      2020/03/04

中国の各種メディアに「広州市の火鍋店が営業停止に」の記事がありましたので、ご紹介します(なお、元記事は、「南方都市報」だと思います)

この火鍋店は、食品薬品監督管理局の査察で法律違反の指摘をされ営業停止となり、1ヵ月たった今も閉店状態だそうです。

法律違反とされた原因が、日系企業にも参考になりそうでしたので、ご紹介します。

・広州市の火鍋店が当局の指摘を受け、営業停止となった。
・営業停止の原因は、「食品経営許可証」に記載のないメニューを提供したためである。
・この店舗は、「食品経営許可証」には、涼菜加工販売ができないとされているにも関わらず、経営場所で、”拍黄瓜”などの涼菜を生産販売していたため、営業停止とされた。
・この店舗は、これら涼菜の販売で139元の所得を得ていた。
・食品安全条例などの規定により、139元は没収、加えて1万元の罰金となった。

涼菜のような普通のメニューを提供しただけで、ほぼ倒産状態です。
涼菜なんてどの店でもありますし、レストランでは必須のメニューだと思います。
涼菜を提供したければ、「食品経営許可証」を申請するときに、涼菜を提供することを営業範囲目的に追加しておかないといけないということになります。

このことは、飲食店に限らず、例えば、メーカーの「営業許可証」の申請時でも同じことで、営業許可証の目的以外の営業行為は出来ないことになります。
日本では、「その他前項に関連する業務」などというのを入れて、定款の目的以外の業務をしても比較的厳しく取り締まられることはありませんが、中国ではきっちり明記しておかないと摘発されてしまうリスクがありそうです。

食品経営許可は扱うのが食品なので、日本でも厳しいのかもしれませんが、許可証以外の行為については目的の追加申請をするなど慎重に対応する必要がありそうです。
飲食店はもちろん、製造業なども許可証の営業範囲について、今一度確認いただければと思います。

ちなみに、”拍黄瓜”は下記のようなメニューです。ただのきゅうりです。
こういった涼菜を提供しただけで、ほぼ倒産状態になるなんてやり切れませんので、注意していただければと思います。

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