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中国 住宅向け貸し出し増加 4.72兆元

      2019/02/22

中国中央銀行から今年第3Qまでの人民元による貸出増加額を発表しました。各種メディアに記事がありますにでご紹介します。増加額の約半分が住宅向けでした。

①貸出状況
・9月末の貸出残高は104.49兆元で前年比12%の伸びとなった。うち人民元貸出残高は104.11兆元で13%の伸びとなった。前年の伸び率と比べると2.4ポイントの鈍化となった。
・前年度末から比べると、9月末までの人民元の貸出増加額は10.16兆元で、うち住宅部門が4,72兆元の増加であった。うち、短期が5,247億元、中長期が4.2兆元であった。非金融企業および機関団体貸出の増加額は、5.27兆元となった。
②貯蓄状況
・9月末の貯蓄総額は152.96兆元で10.9%の伸びとなった。人民元貯蓄残高は148.52兆元で、11.1%の伸びとなり、前年の伸び率と比べると1.5ポイントの鈍化となった。
・前年度末から比べると、9月末までの人民元の貯蓄増加額は12.81兆元で1,889億元の小幅の増加となった。

日本の新聞でも報道されていますが、住宅バブルが地方都市に移動しているようです。北京などの大都市ではこれ以上の値上がりが見込めないということでしょうか(この大都市以外への投資の流れが日本の不動産にも向かっていますね)。
これに対して、政府は、2軒目の住宅取得の頭金を7割とするなど、バブルが加熱しすぎないように手を打っています。
とはいえ、いまだに高いインフレ率ですから貯蓄していても、利率はそこまで高くないためキャッシュの価値は下がります。このため、インフレ率以上の値上がりが見込める資産への投資を考えていますが、不動産以外にはなかなか見つからないようです。

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