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中国 ネットショップの粉ミルクの40%が不適合

      2019/02/22

中国のテレビ番組の《消費主張》が中国のネットショップで販売されている海外の粉ミルクを食品検査機関に調査依頼したところ、中国基準値から外れているものがあるとの結果が出たようです。

1.調査対象品
・ドイツ4商品:Aptamil、HiPP Bio、Holle、ALNATURA
・オランダ1商品:Nutrilon
・アメリカ3商品:meadjohnsonの2商品、Abbott
・ニュージーランド2商品:cambricare、Zeabica
・オーストラリア3商品:aTWO、Bellamy‘s、BLACKMORES
・日本4商品:グリコ、明治、和光堂、森永
・韓国2商品:Maeilの2商品

2.報道内容
・19の粉ミルクを調査したところ8つの商品が基準値を外れていた。鉄、マンガン、ヨード、セレンの値が中 国食品安全基準をクリアしなかった。これは42.1%の不適合率であった。長期食用の場合、乳児の健康に危害となる。
・鉄は、アメリカの商品3つが不適合となった。0.36-0.55mg/100kJで、中国の基準値である0.1-0.36mg/100kJを超えている。
・ヨードは、日本の商品が1.6mg/100kJで、中国の基準値である2.5-14.0mg/100kJに満たなかった。なお、日本の基準にはヨードに関する基準はなく、専門家によると「日本は海産物を摂取するのでヨード不足にはならないからだろう」と述べている。さらに、「中国の基準は、中国の食生活による母乳の成分に合わせた基準であるため、各国で計算値が異なる。中国の母親の母乳はヨードが少ないので、それを補うため、粉ミルクは高めの含有基準になっている」としている。
※このほか、各鉱物ごとに報道されていますが、書面の関係で割愛します。
・専門家は「正規輸入品であれば、各メーカーとも中国の基準に沿った商品を輸出しているため、問題はない」としている。

要は、外国で売られている商品をそのまま輸入した場合、上記のような不適合があるということのようです。ネットショップで売られているとのことでしたが、各メーカーの正規ショップで販売されている商品なのかについての言及はありませんでした。中国消費者が過剰に反応して正規品の販売に悪影響がでないといいのですが、逆に、並行品や偽物排除につながると、健全な取引環境の実現に好影響となるかもしれません。

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