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中国 なりゆき経営から計画経営へ移行?

      2019/02/25

中国では高度経済成長終わり低安定成長へ移行しています。高度経済成長時代では規模拡大がイコール利益獲得ということで、がむしゃらに成長を志向していたと思います(かつての日本企業もそうだったと思います)。今後低安定成長時代が定着する中で、量の経営から質の経営、目の前の受注をこなす経営や作っては売る経営から、顧客ニーズをくみ取り計画的に活動する経営に移行するのでしょうか?私の中国企業との個人的な意見交換から考察してみます。

1.ある経営者Aとの会話
・利益管理をしっかりしなければならない。これまでも競争は厳しいかったが、さらに厳しくなっている。販売先を多様化したり商品を多様化したりしているが、多様化すればするほど、赤字の販売先や商品が出てきて無駄が出る。無駄をなくしていかないと利益がでない。
・部門長に予算を作らせて、実績とぶつけて予算実績管理をしている。部門長の責任範囲の数値は開示している。予実達成度合いで評価に差をつけて人材育成につなげている。

2.ある経営者Bとの会話(この経営者と我々は半年先に実施する予定の共同ビジネスをどうすすめるかについて議論しています)
・大体のプランを提示してくれたらいい。コストも大体でいい。
・半年先の予定は決められない。中国の経営者は半年先のスケジュールを半年前に手帳に書き込むことはしない。

B社長は都度都度対応というスタンスです。中国人と付き合うとBタイプのような方が多いように思います。環境変化が激しいので、臨機応変にいかないとチャンスを逃しリスクを招くということでしょうか?
A社長はPDCAサイクルを経営の取り入れようとしています。ちなみにA社はダントツシェアの会社で大きな利益を上げています。今後、A社のような会社が増えてくると日本企業にとっても手ごわい競争相手になるのかもしれませんが、元々PDCAサイクルを回す経営は日本企業が最も得意とするマネジメント手法だと思います。弊社でも未来決算書講座を開催するなどして、日本企業のマネジメントのブラッシュアップをお手伝いしてきました。経済が縮小し始めて競争も厳しくなる恐れがあります。競争に打ち勝つために、「計画経営」を今一度、活用されることをお勧めします。

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