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中国 農作物の貯蔵庫不足で3,000億元の大損失

      2019/02/25

中国農業部が農作物の貯蔵施設や初期加工施設の充実のため財政支出をするようです。各種メディアが報じていますのでご紹介します。

・農作物の貯蔵施設や初期加工施設の不足や設備が貧弱なため、廃棄などのロスが3,000億元に達している。
・2012~2015年で、政府は26億元もの資金を、河北省など20省区等に投入し、4.9万戸の農家を補助し、5,200箇所のジャガイモなどの保存施設を建設した。結果、じゃがいも貯蔵能力増加分は146万トン、果物野菜の保存能力増加分は160万トンなどとなった。
・これら保存施設や加工施設の投資後、じゃがいもは半年以上保存できるようになり。リンゴやニンジンなどの果物野菜は、5~6か月の保存が可能となった。結果、果物野菜損失率は15%から6%にまで低下改善した。本政策の実施4年で、94億元の増収をもたらした。
・これは、農産物の輸出を促進する効果もあり、福建省では果物の販売期間が延びた結果、輸出が増加している。
・しかし、専門家によると、この規模の投資では全く足りず、このペースでは25年もの時間がかかると指摘している。

記事中の農民へのインタビューでは、「土の穴倉の保存しているので、すぐ発芽して・・・」などのやりとりがありました。昔ながらの保存状態の地域が多いようです。日本の定温、低温などの倉庫技術は必要とされそうですね。また、輸送中に腐るなどのロスも多いようなので、保冷機能付きのコンテナトラックなども需要はありそうです。中国では農産物のインフレがすごいですので、この方面への財政投資は物価安定にも役立ちそうです。

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