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中国人民銀行幹部 3%の財政赤字率は警戒ラインと発言

      2019/02/25

中国の政協委員でもある中国人民銀行副行長が、中国の財政赤字についてコメントしました。各種メディアで報道されていますので、ご紹介します。

・中国人民銀行副行長が、「財政赤字率3%は比較的適当であるが、警戒ラインではある」として、財政規律が必要であるとコメントした。
・財政部が3月5日に発表した2016年予算草案では、積極的な財政政策を継続するとして、結果、財政赤字が2.18兆元になるであろうと予測している。
・昨年2015年のそれが2.4%であったため、財政赤字率は拡大することになる。これは建国以来最大の値である。
・これについて副行長は、財政赤字率が拡大することには現在の景気動向なども踏まえて賛同するとし、ヨーロッパの基準である3%は科学的根拠がないとしている。しかし、一方で、警戒ラインであることは間違いないとも述べている。
・また、この赤字の主たる要因は5,000億元の減税であるが、中国の国債残高のGDPに占める割合は他の先進国より低く、余力はあるとしている。

2016年は減税や公共投資で大規模な財政支出を行うとしています。これらは、構造改革を推進するニューエコノミー産業へ重点的に支援や配分がされるようです。ただ、この「投資」が日本の箱物のように十分な収益を生まないものに使われると財政悪化だけが残りますので、何に使われるのか分析する必要がありそうです。

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