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中国 不良債権証券化ビジネスが再起動

      2019/02/25

中国にも不良債権を証券化して販売するビジネスがあります。リーマンショックの影響で一旦中止されていましたが、このたび監督官庁が再始動を検討しているようです。各種メディアで報道されていますので、ご紹介します。

・2月末、監督官庁が建設銀行、工商銀行など6大銀行を不良債権証券化ビジネスの再試行の銀行に指定した。
・中国では2003年に不良債権証券化が始まった。建設銀行が2008年に発行した”建元2008-1”は発行規模が27.65億元であった。
・今回の再試行では、監督官庁は、規模を500億元と設定している。
・2003年に停止した後、経済の低迷に伴い、商業銀行の不良債権額は17季4年余りにわたって増加しており、不良債権比率も10季連続で上昇している。“双子の不良”は商業銀行の経営圧力となっている。
・2015年末、商業銀行全体の不良債権額は12,744億元となり、2014年末と比較して51.2%も増加している。不良債権比率は1.67%で2014年末と比べて0.42ポイント悪化している。
・6大銀行は中国銀行などが今回の再試行に先駆けて不良債権処理ビジネスに取り組むなどしているが、今後、地域中小商業銀行の対処が焦点になっている。

中国にもかつての日本のRCC(整理回収機構)のような不良債権を買い取る機関があるようです。そこに持ち込まれる不良債権額は年々増加しているとのことでした。不良債権残高そのものが増えていますから当たり前ですね。中国でも不良債権が金融機関の足を引っ張り、市中にお金が回らなくなり経済が停滞するなどのシナリオもあるかもしれませんね。とはいえ、彼らは日本の経験を研究することで、早め早めに手が打てるのでその点がいいですね。

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