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中国 過剰生産能力調整で倒産リスクのある企業は?

      2019/02/25

中国では、過剰生産能力問題対処するため、国営企業などを中心に企業再編などの諸々の政策がすすめられています。
中国民生証券研究員が、過剰生産能力調整(去産能)で影響が出る企業を分析していますのでご紹介します。

1.鉄鋼
・粗鋼生産能力利用率は67.17%に過ぎず、大変な過剰生産能力状態である。
・去産能で利益を受ける企業は競争力がある大手企業である。例えば、宝钢股份、河钢股份、武钢股份などである。
・逆にリスクの大きな企業は負債比率が高く、利益率が低い企業である。例えば、八一钢铁、重庆钢铁、西宁特钢、韶钢松山。
2.石炭
・2015年の需供ギャップは約4.2億トンである。現在の経済状況であれば、今後3年のギャップは2.7億トン改善し、1.5億トンにまで圧縮される。よって大幅に改善されることが見込まれる。
3.化工
・チタン業界はゆっくりとした回復が見込まれる。企業としては、佰利联、安纳达、中核钛白は投資有望である。
・石化業界も反転の可能性がある。
・炭酸ソーダ業界も有望である。企業としては、山东海化、三友化工、双环科技、湖北宜化
・ポリ塩化ビニール価格は歴史的に底値となっている。
4.建材
・セメント業界はまだ去産能がスタートしていない。2015年の生産能力は18.1億トンで前年比2.2%増加している。セメント需要は急速に低下しており、2015年の能力利用率は67%に過ぎない。今後、悪化が予想される。

鉄鋼、セメントが悪い予想です。石炭は今は悪いですが、生産能力調整が進み改善される予想となっています。鉄鋼やセメント業界関連企業に販売などの取引がある企業は貸し倒れや取引縮小のリスクにご注意ください。

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