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中国 住宅マンションの在庫は危険水準?

      2019/02/25

中国で不動産の売れ行きが鈍化しているという報道が多くなっています。売れ行き鈍れば売れ残り在庫も増加しますが、その水準は危険水準でしょうか?これに関して中国経済網が報道していますのでご紹介します。

・北京師範大学金融研究センターの主任研究員が、住宅用など不動産全体の在庫が80億平米、うち販売用住宅は50億平米の在庫があると発表した。
・一方、国家統計局は、販売用住宅の在庫が7億平米の大台になったと発表している。主任研究員は低すぎると指摘している。
・また、中国不動産住宅研究会の副会長は、完成分にプレビルドを加えた販売用住宅在庫を6億平米としている。
・さらに、財経専門の作家である李氏は、完工済み販売用住宅在庫が7億平米で、これに着工申請許可で未着工分や建設中の在庫130億平米を加えると137億平米の在庫になると指摘している。

いろんな数値がありますね。当局が現状の数値を掴めているか不安ですね。現状が分からないとどんな政策を打っていいのかわからないでしょうから、より混乱します。現状をきちんと把握することは何をするにも大切ですね。

さて、2015年の販売用住宅の販売面積は13億平米でした。北京師範大学の研究院によると販売用住宅の適正在庫は33億平米であるが、現在の購買ペースが13億平米が続けば、新規完成が10億平米ペースにコントロールすることで4~5年程度で適正在庫水準となるとのことです。
ただ、着工中や着工申請許可済み未着工分で130億平米もあるそうですから年間10億平米の供給で収まるのか疑問です。新規供給面積の調整できるかウォッチしておく必要がありそうです。

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