中国経済ニュース 2022年2月の商品住宅販売が減少
2022/03/25
中国国家統計局のウェイボーに「2022年2月の商品住宅販売状況」がありましたので、ご紹介します。
コロナや春節がある期間でしたが、かなり厳しい結果となりました。
①1ー2月の全国不動産開発投資は1兆4,499憶元で前年同期比(以下同じ)+3.7%となった。内、住宅投資は、1兆769億元で+3.7%となった。
②商品住宅販売
・1ー2月の商品住宅販売面積は1億5,703万㎡で▲9.6%となった。内、住宅販売面積は▲13.8%であった。商品住宅販売額は1兆5,459億元で▲19.3%となった。内、住宅は▲22.1%であった。
③商品住宅在庫
・2月末の商品住宅在庫面積は5億7,026万㎡で、2021年末から+6,003万㎡となった。内、住宅は5,552万㎡となった。④不動産開発企業資金調達額
・1ー2月の調達額は2兆5,143億元で▲17.7%となった、内、国内借入が▲21.1%、外債調達が▲27.4%、自己資金は▲6.2%、個人ローンが▲16.9%となった。
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①の投資額を除き、マイナスが並んでいます。特に調達が厳しく昨今の不動産業界に対する規制やその影響からのデフォルト懸念が要因かと思います。
外債発行はゼロに近くなっています。
上記②の販売累計額を販売累計面積で割った単価の推移は以下のとおりです。下落が続いていますね。
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