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中国経済ニュース 恒大集団、29日のオフショア債利払いも履行せず

   

資金難に苦しむ恒大集団が23日期限の利払いに続いて29日期限の利払いも履行しなかったようです。
どちらもドル建てのオフショア債の利払いですが、利払日から30日後のデフォルト期限まで資金を生み出して利払いに充てるものと思われます。

すでにプレスされているとおり、恒大集団の子会社の恒大集団(南昌)有限会社が保有する盛京銀行の株式を売却し現金化するようです。
売却金額が1,700億円で今年12月までの利払い額の715億円を大きく超過していますので、この収入を原資に出来れば利払いは可能な計算にはなりますが、盛京銀行から盛京銀行の恒大集団向け貸付の返済に充てろと言われているようで、今後の交渉が必要なようです。

なお、恒大集団には多数のグループ会社がありますが、恒大集団(南昌)有限会社はその中の一社です。
複数の企業情報サイトの恒大集団(南昌)有限会社の情報では、恒大集団(南昌)有限会社は以下の会社の株式(持分)を保有しているようです。

残念ながら、恒大人寿保険を除くと小規模企業や投資ファンドのような会社が多いようで、盛京銀行のように上場株式など流動性の高い株式はないようです。
とはいえ、恒大人寿保険は社員数10万人を超える会社ですから、持分を売却して現金化できる可能性はあるように思えます。
恒大人寿保険のホームページによると、恒大集団は50%を保有しているようです。

資本金は100,000万元(170億円)ですが、総資産は2,700億元(4兆5,900億元)ですので、持分のバリューは高そうです。

盛京銀行の株式売却が、恒大集団の資金繰りをつけるためのものなのか、はたまた、盛京銀行の破綻を防ぐものなのかはわかりませんが、1,700億円の売却代金を資金繰りに充てられないと厳しい状況が続きそうです。充当できなければ、恒大人寿保険や恒大集団(南昌)有限会社以外の子会社が投資する会社の株式(持分)の売却などが進むのかもしれません。

①盛京銀行の株式売却のプレスの抜粋

②恒大集団の年末までの利払予定と盛京銀行の売却代金の比較

③恒大集団(南昌)有限会社が投資している先

 
 

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