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中国経済ニュース 地方政府の隠れ債務の残高は?

      2021/09/30

一年くらい前の記事になりますが、各メディアで「各地方政府が発行する城投債の残高一覧」がありましたので、ご紹介します。

城投債は、地方政府が発行主体ではないものの、各地方政府が株式保有などを通じて管理する融資プラットフォームが発行主体となっている債券です。一般に「城投」「建設」「交投」「水務」などと略されて呼ばれています。
昨日ご紹介した純粋な地方債には含まれませんが、実質的には地方政府の債務ということで、いわゆる隠れ債務を構成するとされています(ちなみに、隠れ債務は中国で隐性债务などと呼ばれます。そのままですね。)

なお、2020年5月末のものでデータの出所はWind等です。

これによると、地方債の残高合計は約24兆元で財政部発表の統計とほぼ一致しています。
対して、城投債の残高合計は33兆元となっています。城投債のほうが多くなっています。
地方債と城投債の合計額に占める城投債の割合は58.4%になっています。
このデータでは、半分以上が「隠れている」となっています。
こういう表が作成されますので、厳密には隠れていないようにも思えますが、地方債に含まれないという点で各メディアの記事では、隠れ債務と呼ばれています。58.4%のことを隠れ債務比率と呼んでいます。

城投債以外の債務もあるでしょうから、実態はもっと大きいのだろうと思われます。隠れ債務の参考情報となります。
これに対する資産や収入とのバランスが大切ですが、恒大集団危機が波及して不動産開発や景気全体が冷え込むとバランスが崩れる可能性もありますので、債務残高の積み上がりには注意が必要ですね。

 
 

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