中国経済ニュース 2021年3月の景況感(PMI)は?
2021/04/05
中国国家統計局のホームページに2021年3月の景況感(PMI)がありましたので、ご紹介します。
PMIは、主に購買担当者が感じる景況感を指数化したものでですが、製造業と非製造業の大きく二つがあります。
50%を超えると景気がいいと感じている担当者が多いとなり、下回ると逆になります
以下、統計局のプレスの一部をご紹介します。
(1)製造業
・全体のPMIは51.9%となり、前月の50.6%から上昇した。
・規模別では、大企業が52.7%、中企業が51.65、小企業が50.4%で、前月比でそれぞれ、0.5ポイント、2.0ポイント、2.1ポイントの上昇となった。
・要素別では、原材料在庫、完成品在庫、手元受注を除き、50%を超えている。
(2)非製造業
・全体では56.3%となり、前月の51.4%から大幅に上昇した。
・建築業が大幅に上昇し、前月の54.7%から62.3%となった。
・サービス業は50.8%から55.2%へこちらも大幅に上昇した。
人員指数も改善し、製造業では50%を超えています。非製造業は49.7%で50%以下ですが、50%近くまで回復しています。
また、製造業の中小企業のPMIも改善しました。ここ数か月、50%以下が続いていましたが、今月は50%を超えています。
在庫指数も改善していますので、生産活動がより活発になる兆しかもしれません。
中国版総量規制の導入で懸念された建設業への悪影響も、今のところはないようです。
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