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中国経済ニュース 中国ではどこまで自動車が売れるのか?

      2020/12/18

中国は今や、世界最大の自動車市場国となりました。
コロナ禍でも、いち早く自動車市場が回復しています(むしろ密を避けるために自動車を購入する人もいたようです)。

11月の業界発表によると、乗用車市場の小売台数は208.1万台となり、前年同月比で8%成長となりました。これで連続5か月の8%成長です。
1月~11月では、1,700.2万台でこちらは▲8.3%です。前半のコロナの影響が大きいようです。年全体でも昨年を下回ることにはなりそうです。とはいえ、乗用車だけでも2,000万台近い販売台数にはなりそうです。

新エネルギー車卸売販売の11月は、18万台でした。台数はまだ少ないですが、伸びは大きく、128.6%の成長です。前月比でも24.8%の成長です。

毎年、2,000万台前後を販売する中国市場ですが、どこまで続くのでしょうか?
自動車が売れるには所得の伸びもありますが、単純に自動車を持っていない人がどれくらいの比率でいるのかにも左右されます。

日本では自動車保有台数は約8,000万台だそうです。
総人口1.2億人との比率は66%ですね。

所得水準も違いますし、都市部の渋滞制防止のための取得制限がありますのでこの比率まで保有台数が伸びるわけではないと思いますが、一応の目安では中国の総人口14億人の66%は約9億台となります。この半分でも4.5億台となります。現在の中国の保有台数は2019年時点で2.6億台です。よって、2,000万台ベースで販売されると、2028年で4.4億台になります。
平均所得水準が日本ほど高くありませんので、9億台まで普及が進むかどうかは分かりませんが、28年にはGDPで世界一になっているでしょうから、4億台は非現実的な台数ではないと思われます。
となると、買替需要なしでも今後7年程度は2,000万台が継続するとおもわれます。買替需要もありますので、それ以降も2,000台かそれ以上の台数が販売されることになりそうです。

アメリカでは2016年時点で保有台数の人口比が80%ですので、平均所得がアメリカ並みになれば、14億人の8割の11億台というのもアッパーではありえます。もちろん、中国国内での所得格差問題がありますので、そこまで普及するとは思えませんが、今後も継続して成長する市場ではあり続けそうです。

ということで、経済的な側面からは、今後も世界の車メーカーやその関連製造業の中国市場への投資や輸出などの取引は衰えることはなさそうです。
35年目標では、HV車も50%は残ることになりました。HV車は日本勢の得意とする分野ですので、この面でも魅力はありそうです。
ただ、魅力はありますが2,000万台をベースに企業間競争は激化するとも思われますので、ローカル企業との取引をどうするかなど、(魅力的な市場ではありますが)舵取りは難しくはなりそうです。

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