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中国経済ニュース 嫦娥5号、月へ

      2020/12/04

中国の嫦娥5号が月への着陸を果たしました。そこで、中国月開発プロジェクトについてご紹介したいと思います。

嫦娥5号は、月の土壌を採取して帰還するプロジェクトです。
方式は、着陸後に月の土壌を採取して、採取した土壌を格納した箱を宇宙空間に打ち上げ、それを月上空で待機している衛星がキャッチし地球へ向かいます。地球へ近づいた後、格納ボックスを大気圏に放出し、地球上で回収するというやり方のようです。モンゴル周辺に着地するようです。

中国の宇宙開発のスピードはすさまじく、2019年1月の嫦娥4号プロジェクトでは、月の裏側への着陸を成功させています。
嫦娥4号は月の裏側へ着陸するため、通信電波が月そのものに遮られてしまうため、先に通信中継衛星を月の裏側が見える月上空の宇宙空間に「設置」させる必要があるそうで、その位置に中継衛星を「設置」する技術は相当に高いといわれています。この地点に打ち上げられた世界初の衛星だそうです(中継衛星の名前は「鵲橋」です。ジョウガ、カササギバシとロマンティックな名前です)。

中国研究者の中には、中国による月開発を核融合発電と結びつける方もおられます(核分裂ではなく核融合。人工太陽と呼ばれるものですね)。
月には核融合の材料となるヘリウム3が大量にあるためです(地球上は存在しない)。
核融合発電は、とても難しい技術だそうですが、日本、欧州、米国、ロシア、中国、韓国、インドなどが参加する国際組織が、今年7月から実験炉ITERの組み立てをフランス南部で始めています。カナダ民間企業でも実験炉建設の動きがあるようです。なお、実用化は順調に進んでも2050年と言われています。

現在はヘリウム3がないので、材料としては、重水素と三重水素(トリチウム)を使うようです。ITERプロジェクトに参加する量子科学技術研究機構によると、重水素と三重水素を第一世代核融合とし、重水素とヘリウム3を使うのを第三世代核融合としています。第三世代の利点は大きいとのことですが、より高温が求められること、へリウム3が地球にないことが難点とされています(重水素は海にたくさんあるそうです)。
ということで、月開発を急いでいるのは、ヘリウム3を独占的に確保しエネルギー外交をするためだ、との論理展開があります。
2050年が2049年に近いことも憶測を呼ぶ原因になっているかもしれません。

この指摘が的を得ているのかどうかは分かりませんが、核融合発電が実現すれば、環境問題やエネルギー不足、石油をめぐる国際紛争など様々な課題の解決につながりそうです。

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