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財務研修講座 財務デューデリジェンスの進め方③ 現預金をDDする

      2021/11/15

財務DDの手続きについて説明します。
貸借対照表から順に説明します。左側の資産から順に、科目別に説明します。

1.現金

貸借対照表上の現金残高と実際の現金残高を照合します。
と言っても、基準日と調査日は違いますので、調査日の現金を数えても一致するはずはありません。
このため、基準日に対象会社が実査(実際にカウントすること)した記録を実際の現金残高とみなして、貸借対照表上の小口現金残高と照合します。
現金における実査(実際にカウントすること)した記録を一般に「金種表」といいます。
金種表のイメージは以下です。
この場合、貸借対照表上の現金残高は、46,840円になっている必要があります。
また、現金が各事業所などあちこちにある場合は、それぞれの金種表を取り寄せて照合します。

2.預金

まず、勘定科目内訳書を入手し、貸借対照表上の預金残高の口座別の残高を確認します。
貸借対照表の預金は、すべての口座残高の合計額なので、分解して照合します
以下のようなイメージです。
勘定科目内訳書は、法人税の税務申告書に付属資料にあります。
日本では、申告時に科目内訳書を添付して申告しなければならないので、必ずセットになっています。
このため、DDの前に、法人税の税務申告書を入手して、勘定科目内訳書を作成してからDDすることになります。

各銀行預金の残高は、預金通帳や銀行が発行する預金残高証明書で照合します。
普通の企業では申告書に残高証明書きちんと添付していると思いますので、それで確認します。
添付されていなければ、残高証明の発行を対象会社を通して依頼するか、預金通帳で代用して照合します。
外貨預金は日本への換算レートの確認を行います。
銀行口座には外貨で預金されていますので、基準日にどのレートで日本円にしているかを確認します。
預金通帳や残高証明と貸借対照表上の預金残高が不一致であれば、原因を調査し、不一致額を「修正」欄に記入します。基本、預金通帳や残高証明に一致させます。

各銀行口座が異様に多い場合、それぞれの使い道も確認するといいと思います。


次回に続きます。

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