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中国個人所得税ニュース 個人所得税も納税信用管理制度がスタートへ

      2019/09/08

中国国家発展改革委員会のホームページに「個人所得税納税信用建設の通知」がありましたので、主な内容を簡単にご紹介します。

原文は关于加强个人所得税纳税信用建设的通知 で確認できます。

法人については、企業所得税、税関、外貨管理の分野で格付けが行われていました。
脱税などよろしくない行為が発覚すれば、格付けが落ちて不便を被るだけでなく、罰金、刑事罰なども課せられています。

個人所得税でもこのような制度が構築されるようです。
民間ではアリババの「芝麻信用」が個人を点数で格付けしていますが、税務の世界でもスタートすることになります。

赴任者など納税義務のある方は、ウソ偽りなく納税されていると思いますので、あまり影響はないかと思いますが、念のため、本通知を目通しされたらと思います。
ランクの条件などの具体的な内容は今後に設定されると思います。

①個人所得税申告信用承諾制度
・全面的に、個人所得税申告信用承諾制度を実施する。
・税務部門は個人所得税自己納税申告書、個人所得税専用附加控除情報表などの書類中に信用承諾書を設置し、納税者は、記入した情報の真実性、正確性、完全性に対して承諾するものとする。
・信用承諾の履行状況は個人信用記録に記録される。

②個人所得税納税信用記録制度
・個人所得税納税信用記録制度を構築する。
・税務総局は、個人所得税納税記録、専用附加控除情情報記録、信用承諾違反、違法行為などを記録し、自然人納税人の信用情報の記録、検索、応用、安全管理などをする制度を構築する。

③自然人信用失墜行為認定制度
・自然人信用失墜行為認定制度を構築する。
・税務部門は、脱税などの違法行為を犯した自然人や源泉徴収義務者に対して、全国信用情報共有フラットフォームの情報を更新し、法に従って懲戒を行う。

つまりは、
・申告書類に嘘偽りがないことを表明保証する
・納税信用等級制度を導入し、問題行為があれば格付けが下がるようにすることで問題行為を抑止する。
・違法行為があった場合は、情報開示し、社会制裁および法による懲戒を実施する。
ということが主なポイントのようです。

どこまで影響があるかは現時点ではわかりませんが、納税漏れがバレて、ビザや就業許可が取得できません、というような影響がでると業務に支障が生じるでしょうから、きちんと対応したいですね。

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