中国 個人の納税証明に誤りがあった場合どうするか?
2019/02/21
中国北京市地方税務局のウェイボーに「個人の納税証明に誤りがあった場合どうするか?」のQ&Aがありましたので、ご紹介します。
Q:個人の納税証明に誤りがあった場合どうするか?
A:源泉徴収義務者が主管税務所で手続きを行う。Q:手続きに必要な資料は?
A:以下の資料が必要である。
①納税人の身分証の原本及び本人がサインしたコピー
②《扣缴义务人修改个人所得税完税证明信息的情况说明》
③《扣缴个人所得税报告表》
④源泉徴収義務者が銀行通帳方式で支払い源泉した場合、当該期間内の銀行通帳及び個人通帳の記録
⑤源泉徴収義務者が現金方式で支払い源泉した場合、当該期間内の受領者のサインがある支給明細
なお、源泉徴収義務者が発行した関連資料は公印の押印が必要である。Q:手続きに要する期間は?
A:提出された資料が条件に合致していれば、受理日から7日内で処理される。
駐在員の給与の一部を親会社が日本で支給し、それを子会社が出向負担金として、日本親会社に送金する場合、納税証明を求められることがあります。つまり、日本で支給する給与も合算して納税しているかの確認を行うのが目的ですね。
上記のような修正だけでなく、納税証明を取得する際にも、身分証(外国人の場合はパスポート)の原本が必要です。よって、帰国後に納税証明が必要になるとなかなか取得にいけないので、現地にいる間に取得し、誤りがないか確認されるとよいと思います。