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「兵法三十六計」から逆算する中国ビジネスで失敗しないコツ 第七計 無中生有

      2017/01/19

中国人に騙されたというお話しをお聞きします。ただ、当の中国人は騙したつもりもなく何事もなかったような顔をしています。このようなギャップが生まれる原因はどこにあるのでしょうか?
いろいろと見聞きすると、原因の一つに「中国には兵法三十六計によるビジネスが根付いているが、日本ではそうでもない」というのがあるようです。
文化の違いで思わぬ苦労をすることがあります。グローバルビジネスにおいては、相手国の文化や歴史も学び、相手を理解することが大切であると言われます。お互いがお互いを理解して、よいビジネスパートナーになっていただければと思います。
このメルマガでは三十六計をご紹介します。ビジネスの一助になれば幸甚です。

今日ご紹介するのは、第七計「无中生有」です。

第七計「无中生有(wu 2zhong1 sheng1 you3)」です。
意味は「ありもしないことを作り出す」とか「ねつ造する」です。もともとは、老子の「無中に有(ゆう)を生ず」が原文です。

この応用例として、中国ネットからご紹介します。

A社はパソコン卸売である。古いタイプのノートパソコンXが300台ほど売れ残り困っていた。担当者は値下げして販売することを上司に提案するも、上司から値下げの許可が出ず八方ふさがりとなった。あるとき、大学時代の友人がある高校のパソコン学習課程の責任者をしていることを思い出し、ある作戦を友人にもちかけ実行した。
その友人は、パソコン小売店に電話をし、「ノートパソコンX200台が必要になった。しかし、ノートパソコンXは生産停止になっているようでどこに電話してもないといわれる。お宅では納入可能か?」ともちかけた。その後、このパソコン小売店は、A社に電話をかけ、「至急ノートパソコンXが必要になった。お宅では在庫があるか?」と購入依頼をかけた。このA社担当者は、「大変申し訳ない。先ほどほかの小売店から200台の注文が入ったため、あと100台しか残っていない。100台でもいいか?」と回答した。それを受けて、焦った小売店は、300台の買い取り、現金支払い、返品しないことの3つ条件をオファーし、強く購入を依頼した。この「仕掛け」により、A社は売れ残りのノートパソコンX300台をすべて販売することができた。その後、友人は、小売店に「本学校は、デスクトップ型パソコンを投資したため、手元の資金がひっ迫している。ノートパソコンの購入は来年となった」と電話をした・・・。

小売店は「騙された」と思うでしょうけど、きちんと確認しなかった、また返品できるようにリスクヘッジをしなかった小売店が悪いということでしょうか。お気を付けください。

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