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中国進出、企業の成功と失敗の分かれ道とは。アタックス・諸戸和晃の情報ブログ

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「兵法三十六計」から逆算する中国ビジネスで失敗しないコツ 第六計 声東撃西

      2017/01/19

中国人に騙されたというお話しをお聞きします。ただ、当の中国人は騙したつもりもなく何事もなかったような顔をしています。このようなギャップが生まれる原因はどこにあるのでしょうか?
いろいろと見聞きすると、原因の一つに「中国には兵法三十六計によるビジネスが根付いているが、日本ではそうでもない」というのがあるようです。
文化の違いで思わぬ苦労をすることがあります。グローバルビジネスにおいては、相手国の文化や歴史も学び、相手を理解することが大切であると言われます。お互いがお互いを理解して、よいビジネスパートナーになっていただければと思います。

今日ご紹介するのは、第六計「声东击西」です。

第六計「声东击西(sheng1 dong1 ji1 xi1)」
東を撃つと見せかけて西を撃つという意味です。不意をつく、とか意外な攻め方をするということですね。何か別のことに注意をひきつけておいて、その間にことを済ませてしまうというような戦法です。
中国の四書五経の一つである「易経」の文章が由来です。中国古代の戦争では、味方の配置の反対方向でドラを鳴らして敵を違う方向にひきつけ、背後を攻撃するなどのことで利用されたようです。

これを活用した事例を中国のネットからご紹介します。

ある健康飲料メーカーが製品を拡販するため、特に人気のある子供のための栄養飲料を他の商品を購入したときのおまけ商品にする販売促進活動を行った。この子供用の栄養飲料につられて、多くの人が買い物に訪れ、健康飲料の売り上げは拡大した

所謂、「おまけで気をそらす」販売ですね。日本でもよくあります。ただ、次のようなよろしくない「おまけ」もあるようなので、気を付けてください。中国のネットから紹介します。

火鍋店で、「飲食代100元につき60元の商品券を贈ります」というポスターがお店のドアに貼ってあったので、それを目当てに火鍋店で食事をし、商品券をもらった。しかし、その商品券は期限が1週間と短く、かつ300元以上の飲食で1枚利用できるというものであった。

おそらく、ポスターに小さな字で書いてあったと思いますが、見逃したようです。重要なことは日本でも中国でも小さな文字ですね。贈り物に気を取られないようにお気を付けください。

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