中国企業所得税ニュース 企業所得税が大幅に減税になります。大幅です。
2019/02/21
中国国務院のホームページに「小規模企業に対する減税」の発表がありましたので、ご紹介します。
原文は李克强主持召开国务院常务会议 决定再推出一批针对小微企业的普惠性减税措施等 で確認できます。
2019年1月9日の常務会議で法案通過、3年間の時限です。
2019年1月1日に遡ります。
①小規模企業に対する企業所得税減税
・年間課税所得額が100万元までの部分 課税所得額×25%×小規模企業税率(20%)=実質税率5%
・年間課税所得額が100~300万元までの部分 課税所得額×50%×小規模企業税率(20%)=実質税率10%②増値税の免税売上
・これまでの月3万元が10万元に引き上げられます。③その他
地方の資源税、都市維持建設税、印紙税、土地使用税などが減税(各地方が決定)
まだ法律になっていないので、詳細は不明ですが、減税幅は上記のとおりになると予想されます。
小規模企業の定義は、これも法律になっていないので、定かではありませんが、現在の法律では、企業所得税においては以下の定義になっています(財税[2018]77号)。
なお、上記の減税対象が300万元までとしていますので、以下の定義も変わると思いますので、あくまで参考です。
(一)工業企業:年間課税所得額が100万元を超えない、就業人員が100人を超えない、資産総額が3,000万元を超えない
(二)その企業:年間課税所得額が100万元を超えない、就業人員が80人を超えない、資産総額が1,000万元を超えない
財税[2018]77号で小規模企業の範囲が広がりました。
政府によると、この減税は企業の95%をカバーするとしています。
タックスコストが下がりますね。
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