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中国 未払リース料は損金参入できるか?

      2019/02/21

中国北京市地方税務局のウェイボーに「未払いとなったリース料を損金算入できるか?」のQ&Aがありましたのでご紹介します。

Q:資金不足でリース料を約定通り支払えないため、相手と交渉し1年後にまとめて支払うことにしました。この時、未払いとなったリース料は損金算入できるでしょうか?
A:《国家税務総局企業所得税に関する若干の問題の公告》(国家税務総局公告2011年第34号)の第6条に以下の規定がある。
・当年度に実際に発生した原価や費用について、各種原因で適切に証憑を入手できない場合、予定納税時は暫定的に損金算入できるが、確定申告時は証憑を入手していなければ損金算入できない。
また、《国家税務総局企業所得税課税所得額に関する若干の税務処理問題の公告》(国家税務総局公告2012年第15号)第6条に以下の規定がある。
・過年度に発生した原価や費用で損金算入していないまたは少額の損金算入しかしていないものについては、専用申告及び説明後、今年度の損金算入に含めることができる。但し訴求期間は5年である。
これらの関連法規により、証憑があれば損金算入できるが、証憑がなくできない場合は、5年内であれば当該申告年度に過年度損金として損金算入できる。

では証憑とは何を指すのか?がポイントになりますが、通常「発票」が損金算入のための証憑と扱われています。発票がないと損金算入は難しいので、上記のケースでは、現実的には発票は入手できないと思われますので損金算入は難しいと思われます。未払となった合意書などで代替できるかもしれないので、税務局と協議するのも一つの方法かとは思います。

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