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中国 払い込まれていない資本金がある場合の借入金利息の扱いに注意

      2019/02/21

中国北京市地方税務局のウェイボーに「未払い込みの資本金がある場合の借入金利息の損金算入問題」のQ&Aがありましたのでご紹介します。

Q:未払い込みの資本金がある場合、借入金利息が全額損金算入できるか?
A:《国家税務総局「企業出資者の出資未払込で発生した支払利息の企業所得税税損金算入問題の返答」》(国税函[2009]312号)で計算された支払利息は損金算入できない。
・出資者の出資未払込によって発生した利息支出の損金算入の問題について、《中華人民共和国企業所得税法実施条例》第27条により、出資者が定められた期間内に払込むべき資本金を払い込まなかった場合に、企業が外部から借入れを実施したことで生じた利息は、実際の払込資本額と期間内に払い込むべき資本金額との差額に対応して支払うべき利息の部分は、企業の合理的な支出に属さないため、出資者が負担すべきものとみなし、企業の課税所得の計算上損金算入してはならない。
 具体的な損金不算入支払利息の計算は、企業の一事業年度内に、帳簿上の払込資本金と借入金の残高が変わらない期間を一計算期間とし、その計算期間毎の損金不算入支払利息は、当該期間の支払利息に、当該期間借入金総額に対する未払込登録資本金の割合を乗じて算出するものとする。下記は以下のとおり。
 企業の一計算期間毎の損金不算入支払利息=当該期間の支払利息額×(当該期間の未払込登録資本額÷当該期間の借入金残高)
企業の一事業年度内の損金不算入支払利息の総額は、当該事業年度内の各計算期間毎の不算入支払利息額の合計とする。

未払い込みの日系子会社はあまりないとは思いますが、合弁などで未払い込み残高がある場合はご注意ください。
前回の固定資産を購入するための支払利息の損金不算入の扱いと同様に出資金払い込み問題に関連する規定もありますのでご注意ください。

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