成功のための中国ビジネスチャンネル

中国進出、企業の成功と失敗の分かれ道とは。アタックス・諸戸和晃の情報ブログ

*

赴任マネージャーのための決算書活用講座(4) 「使える損益計算書とは何か?」

      2019/02/21

前回は「損益計算書とは何か?」について投稿しました。今回は「使える損益計算書とは何か?」を解説します。

4.使える損益計算書とは何か?
(1)販管費や製造原価の詳細を表示する。
製造原価や販管費の「総額」を一行で表示されても何がなんだかわかりませんので、賃金とか水道光熱費がいくらかという情報も損益計算書で表示することが必要です。以下のようなフォームにして分析します。


(2)変動損益計算書にする。
上記損益計算書における原価や費用に区分の基準は、「製造かそれ以外か」ですがこれを、売上高に比例して増減するか(いわゆる変動費)、売上高がなくても支出しなければならないか(いわゆる固定費)に区分して、表示したものを変動損益計算書といいます。変動費の代表的なものは、商品仕入、材料費、外注費です。販売や製造活動がなければ、商品や材料を仕入れたり、外注に出すこともないので、売上高に変動して発生します。固定費の代表的なものは、人件費や家賃です。売上高がなくても、給与や地代は支払う必要があるからです。上記の損益計算書では、商品仕入、材料費、外注費を変動費として、その他はすべて固定費として扱えば、(簡易的ですが)変動損益計算書になります。最初はこれくらいの変動と固定の区分で十分です。このように組み換えて分析を行いますが、その方法は次回に解説します。

次回は、変動損益計算書の使い方について投稿します。

 - 総経理のためのリスク管理情報