成功のための中国ビジネスチャンネル

中国進出、企業の成功と失敗の分かれ道とは。アタックス・諸戸和晃の情報ブログ

*

中国三峡ダムの水位、入水量、出水量(日本時間7月21日20:00現在)

      2020/09/14

中国三峡ダムの水位、入水量、出水量をご案内します。

長江流域、淮河流域に子会社がある会社の方は、子会社工場の近くの河川等の水位にご注意ください。また、局地的な豪雨による浸水にもご注意ください。

三峡ダムの大放水が始まって今日で五日経過しました(正確には私が放水に気づいてから)。
7つの排水口を開放して、今も放水中です。

■昨日の様子はこちらです。
中国三峡ダムの水位、入水量、出水量(日本時間7月20日20:00現在)

■一昨日の様子はこちらです。
中国三峡ダムの水位、入水量、出水量(日本時間7月19日20:00現在)

■三日前の様子はこちらです。
中国三峡ダムの水位、入水量、出水量(日本時間7月18日20:00現在)

■四日前の様子はこちらです。
中国三峡ダムの水位、蓄水量、入水量(日本時間7月17日20:00現在)

■五日前の様子はこちらです。
中国三峡ダムの水位、蓄水量、入水量(日本時間7月16日20:00現在)

今日も昨日に続いて水位を下げています。
長時間、40,000㎥前後の放水を続けています。
結果、ダム湖の水位は下がりました。

以下が、昨日17時からの水位の変化です(時間は中国時間です)。
※20日17時以前のデータは上記の過去の様子ページで確認ください。

・20日17時 164.37m(入-、出39,900)
・20日18時 164.35m(入-、出39,900)
・20日19時 164.32m(入-、出39,900)
・20日20時 164.31m(入-、出39,900)
・20日21時 164.29m(入34,000、出39,900)
・20日22時 164.26m(入-、出39,900)
・20日23時 164.25m(入-、出40,000)
・20日24時 164.21m(入-、出40,000)
・21日1時 164.18m(入-、出40,000)
・21日2時 164.15m(入-、出40,000)
・21日3時 164.10m(入32,000、出40,000)
・21日4時 164.06m(入-、出40,000)
・21日5時 164.02m(入-、出40,000)
・21日6時 163.97m(入-、出40,000)
・21日7時 163.92m(入-、出40,000)
・21日8時 163.88m(入-、出40,100)
・21日9時 163.84m(入30,000、出40,100)
・21日10時 163.78m(入-、出40,100)
・21日11時 163.73m(入-、出40,100)
・21日12時 163.69m(入-、出40,100)
・21日13時 163.64m(入-、出40,100)
・21日14時 163.59m(入-、出40,200)
・21日15時 163.53m(入29,500、出40,200)
・21日16時 163.47m(入-、出40,100)
・21日17時 163.40m(入-、出40,200)
・21日18時 163.36m(入-、出40,200)
・21日19時 163.33m(入-、出40,200)

20日6時に164.58mまで上昇しましたが、その後、出水量を上げて放水しています。
また、長江下流域の一部で雨でしたが、ダム周辺や上流の重慶市周辺、長江支流の嘉陵江、岷沦江などで雨が少なかっため、ダムに流れ込む入水量も減っています(ピークは18日から19日にかけての61,000㎥)。
このため、20日6時以降、下げトレンドです。19時時点でピークの20日6時比で▲125㎝となっています。

大量の放水を受け止める下流域の水位上昇が心配されますが、今日は武漢で雨となりましたが、洞庭湖、鄱阳湖周辺ではまとまった雨もなく、各地の水位は数㎝レベルの増減となっています(データの出所は各地の水文局です)。

■洞庭湖の一地点①

■洞庭湖の一地点②

■鄱阳湖の一地点

このまま雨が降らなければ、ダムの放水があっても受け止められる可能性がありますが、大幅な水位低下も今のところは見られませんので、大雨になると心配ではあります。
ただ、雨の中心は河南省や安徽省などに北上しつつありますので、雨は降っても0~10mmのようです。

今後の雨量ですが、24時間及び72時間の予想では、ダム関連では、明日は上流部で100mm以上、明後日は50mm~100mmとなっています。
上流部ではありますが、西安市寄りであるため、ダムのある南へ流れずに、東に流れていく可能性もありますが、南へ流れ込むとその先には重慶及びダムがありますので、先日のようなダム水位の上昇を引き起こす可能性があります。

■今日の降雨量(13時現在)

■降雨予報24時間

■降雨予報72時間

天気図からもわかるように、雨の中心は北上しており、長江流域から淮河流域に移動しています。
このため、一昨日あたりから淮河流域では大量の雨が降っています。
合肥市でも暴雨になっているようですし、合肥市の南に位置する巢湖の水位も上がっているようです。

淮河の一地点では、以下のように洪水が発生しています。

■淮河の蒙洼蓄洪区(洪水前)

■淮河の蒙洼蓄洪区(洪水後)

なお、蓄洪区は昨日のブログでご紹介した洪水調整値です。
百度によると、ここには17万人余りの農民が暮らしているそうです。
ここに水を逃がす前に引っ越しはしています。
蓄洪区を運用したことにより居住民が損害を受けた場合は、当地政府の査定後に国から補償金が支給されるそうです。

また、黄河上流部で洪水宣言が出ています。ラーメンで有名な蘭州市がある甘粛省です。かなり上流なので日系企業も少ないだろうと思いますが。

このように各地で洪水が発生しています。
都市部は大堤防に守られてよほどのことがない限り堤防を越えてくることはないと思いますが、念のため、皆様の子会社が立地する近くの河川等の水位変化にはご注意ください。
中国各地の河川や湖、ダムなどの水位変化はこちらで確認できます。
中国各地のダムや河川の水位が分かるサイト

最後に、政府発表中国時間19時の三峡ダムの水位と各地の様子を以下にご紹介します。

①政府発表のダム水位、入水量、出水量

②淮河水害警戒Ⅰ級へ

③武漢長江

長江流域に子会社がある会社の方は、子会社工場の近くの河川等の水位にご注意ください。

【講師のご依頼はこちら】
講演や研修の講師を承っております。これまでのテーマには以下のようなものがあります。
・中国経済データや中国税務政策から見た中国経済について
・中国人との付き合い方について
・中国会計や中国税務の基礎講座
・中国子会社の不正防止
これら以外のテーマもご相談ください。
料金の確認及び申し込みは、こちらをご覧ください。

【顧問サービスのご案内】
当社は、毎月貴社を訪問して、法改正や経済動向の解説や対応のアドバイスを行うサービスをしています。
法改正への対応が遅れると、行政処罰や労働争議などのトラブルが生じかねませんので、是非、本サービスをご利用ください。サービスの詳細や料金の確認及び申し込みは、こちらをご覧ください。

メールマガジンのご案内

期間限定のお得なコンサルティングのご案内や、このブログでは書けない情報を配信しています。メルマガ登録していただき、お役立てください。
また、ブログ記事のヘッドラインや業務提携情報なども配信します。メルマガのリンクをクリックしてブログ記事や業務提携情報を漏れなくチェックしてください。

登録はこちらから

メールマガジンのご案内

期間限定のお得なコンサルティングのご案内や、このブログでは書けない情報を配信しています。メルマガ登録していただき、お役立てください。また、ブログ記事のヘッドラインや業務提携情報なども配信します。メルマガのリンクをクリックしてブログ記事や業務提携情報を漏れなくチェックしてください。

登録はこちらから

 - 総経理のためのリスク管理情報